にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

にんじんと読む「依存的な理性的動物(アラスデア・マッキンタイア)」🥕 一度目の読み

伝統的な哲学が前提してきた、ヒトとそれ以外の動物を区別する根拠とは何か?両者の間に引かれた境界線を、イルカなど他の知的動物たちとの比較を通じて批判するとともに、人間を孤立し自足した強い個人ではなく、傷つきやすく障碍を抱えうる動物、共同体のな…

にんじんと読む「目的論(宮本和吉:岩波講座哲学昭和7年)」🥕

序論 目的論は、ものやその生成を目的概念を立ててみる見方である。逆に目的概念を立てずに機械的な因果関係によって説明するのを機械論と呼ぶ。生成とはものがその状態を変じて他の状態となることをいう。哲学史において〈存在〉と〈生成〉の前者を否定しす…

にんじんと考える「真理とはなにか」🥕

真であるとはなんだろうか。なにが真理の規準なのだろうか。 1+1=2は真だが、7は偶数であるが真ではない。この二つの言明はいったい何が違うのだろうか。前者がもっていて、後者がもっていないものとはなんなのだろう。 真理とはなにか 真理の担い手 …

「ファッション」について

アイデンティティとコミュニケーション 衣食住が大事だという。ここに「衣」があるが、これにはコミュニケーション、対人関係というものも含まれているという解釈がある。たぶん、もともとはそんなことではなかったと思うが、そのように付け足すことには一定…

節約の考え方

Point1 ✖ 生活費の残りが貯蓄(収入ー生活費 → 貯蓄) 〇 貯蓄の残りが生活費(収入ー貯蓄 → 生活費!) この生活費の中でやりくりすることを「節約」と呼ぶ。 Point2 ✖ 毎月の貯蓄は一定額 〇 毎月の貯蓄は収入の割合で決める 収入が多いとき少ないときも…

哲学者・岩崎武雄さんのコト。

データを集める 岩崎武雄さんの文章 岩崎武雄著作集 レビュー「西洋哲学史」 おまけ 正しく考えるために (講談社現代新書) 作者: 岩崎武雄 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1972/07/28 メディア: 新書 購入: 17人 クリック: 112回 この商品を含むブログ (8…

にんじんと読む「道徳の哲学者たち」🥕 第一章~第三章

そこで私は古代ギリシア人から始める。なぜそのように遠いところに出発点を求めるのか。答えは簡単で、プラトンとアリストテレスの仕事はまだ乗り越えられていないからである。 道徳の哲学者たち―倫理学入門 プラトンとアリストテレス以前 ノモスーピュシス …

【日記】はじまり

にんじん放送局と名づけてYouTubeチャンネルをやっている。この前、朗読動画が完結し、遂にシリーズ二作が出揃った。完結であるとか、続編であるとか、そういった考えは特にない。書きたいことがあれば書いていくつもりで、たいへんに「趣味」という感じがし…

【日記】労働時間について

このブログでは開設した当初から言っていたことがある。 「労働時間を少なくしよう」 である。労働時間は長くてもいいことは何一つない。お金が得られるだろうというが、労働のあのストレスに比べれば安すぎる。にんじんは一日五時間ぐらいが限度だろと思う…

エピクロスの倫理思想

今までのいくつかの記事をまとめました。 エピクロスの倫理思想 倫理思想に対する反論あるいは疑問 アタラクシアと幸福 動的快楽と静的快楽 エピクロスの勉強 エピクロスの思想 エピクロスの思想 規準論 先取観念 解釈学的な「了解」との差異 精神の表象作成…