にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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2020-01-01から1年間の記事一覧

過去記事まとめ・紹介した音楽集

良い曲をちょっと紹介するコーナーです。 3年目の浮気 歩いて帰ろう 死んぢゃってくれ 貴方の恋人になりたいのです SOMEONE ELSE! Harmonies* ホロスコープ・ラプソディ 唯一人 あなたの一番になりたい 思い出がいっぱい School Rumble Forever M@STERPIEC…

にんじんと読む「現代認識論入門」🥕 第一章

第一章 知識の標準分析 【知識の標準分析 K=JTB】 知っているとは、正しく、本当のことを、思っていることだ。 知識とは、正当化された、真なる、信念(Knowledge=JustifiedTrueBelief、K=JTB) たとえば「机の上にりんごがあることを知っている」のであれば…

【エッセイ】うまくできていない人間

うまくできていない人間 仕事でやけに怒る人がいる。たぶんストレスが溜まっているんだろう、などと思ったりもするが別にストレスという言葉になにか特別の含みがあるわけではない。ただ「あの人は自然本来的にはああいう人物ではないのだけれども日々の疲れ…

【にんじんブログ特集記事】滋賀県草津市矢倉の名物・うばがもち

夏休みを利用して取材旅行に行ってまいりました! 湖南だけでなくなんと湖西のほうまで足を伸ばし、なんと湖北のほうまで行ったのですがそのときの模様は別の場所で紹介するとしまして、 この記事では「うばがもち」という滋賀県のお菓子を紹介したいと思い…

【携帯日記】顔が薄汚い問題 ~おひげを剃ろう~

鏡で見ている顔はいつも真正面からのものです。 人が自分をみているときは少し角度がついているし、光のあたりかたも違うので、見え方はやはり違うようです。 そこでにんじんも自分を動画で自撮りしてみました。 その動画をここでお見せすることはもちろんで…

にんじんと読む「遊びと人間(ロジェ・カイヨワ)」🥕 一だけ

定義 ライデン大学学長ヨハン・ホイジンガはその著作にて、その主張自体はともかくとして、遊びに関してはその根本的性格のいくつかをみごとに分析し文明の発展における役割を明らかにした。彼の研究を批判的に検討しその欠陥を補おう。 形式について考察し…

【まとめ】書籍紹介ショート記事

菜根譚 三四郎(夏目漱石) 論理哲学論考 黒猫の三角(漫画) 純粋理性批判 論理について 人類史のなかの定住革命 日本語が亡びるとき 恋愛なんかやめておけ 世間体の構造 暗黙知の次元 キリギリスの哲学 変化の原理 菜根譚 良い本をちょっと紹介するコーナ…

にんじんと読む「懐疑主義(松枝啓至)」🥕

第一章 ヘレニズム期の懐疑主義 ヘレニズム時代とは、マケドニアのアレクサンドロス大王(前三五六-三二三年)が没した後、前三〇年頃に地中海一帯がローマ帝国によって統一されるまでの約三百年間の時期を指す。 懐疑主義 (学術選書) この頃の思想は主には…

にんじんと読む「実在論の新展開(河野勝彦)」🥕 カンタンメイヤスーの思弁的唯物論

カンタン・メイヤスーの思弁的実在論 カントによる認識論的主観主義(認識は対象に従うのではなく、対象が認識に従う)は、対象というものが主観の加工を経て生み出されるものだとした。われわれにあらわれるものは純粋な客観などではなく主観と緊密に相関し…

にんじんと読む「心臓・血管の病気にならない本」🥕

厚労省によれば2017年の死亡者のうち、死因第一位:がん、第二位:心臓の疾患、第三位:脳血管の疾患であり、その割合は第二位と第三位を合わせるとがんで亡くなった数に匹敵します。というわけで「がん」「心臓・血管」で死ぬ可能性が高いのですが、この二…

【携帯日記】駄菓子だわっしょい②

前回の続き。当たり前だけど今回で最終回です。 続いてはうまい棒です。「やおきん」のうまい棒。味は左から、たこ焼き、テリヤキバーガー、やさいサラダ、やきとり、となっております。 うまい棒って開けるときにぼろぼろこぼれるじゃないですか。にんじん…

【携帯日記】駄菓子だわっしょい①

今日は携帯から軽めの更新です。Twitterみたいにお楽しみください。 というわけで駄菓子です。奥に写っているのは我らがアイドル・コペンちゃんです。あまりにも量が少ないとか言わないでください。これだけでなんと約500円です。高い? まずはこれから。こ…

にんじんと読む「実在論の新展開(河野勝彦)」🥕 第二章まで

第一章 カンタン・メイヤスーの思弁的唯物論 メイヤスーが批判するのは〈相関主義〉と呼ばれる立場である。 我々は思惟と存在の相関関係について接近できず、切り離して捉えられたこれらの項の一つに決して接近することはできない。今後、我々はそのように理…

にんじんと読む「劣等感と人間関係(野田俊作)」🥕 第二章まで

第一章 健康なパーソナリティ 「精神的に健康」というのは、身体がどのような状態にあっても実現できるのではないかと思う。要するに、身体の健康とはあまり関係がない。それじゃあいつもニコニコとしているとか、感情とは関係するだろうか。 程度にもよるけ…

英語についてメモ

英語についてメモ 【英語は「配置」のことばです】 【英語の一単語は「ひらがな」です】 英語についてメモ 【英語は「配置」のことばです】 三人称単数とか接続詞とか鬱陶しいのを除けば、基本的には並べただけです。 Tom loves John.(トムはジョンを愛して…

家紋のことをちょっと調べる

紋章(もんしょう、英: Coat of Arms)とは、個人および家系を始めとして、公的機関、組合(ギルド)、軍隊の部隊などの組織および団体などを識別し、特定する意匠又は図案である。 紋章 - Wikipedia 特に日本のものを家紋と呼ぶ。にんじんが調べたいのは日…

にんじんと読む「実在論と知識の自然化(植原亮)」🥕 実在論の基本的枠組み

少々先走る部分もあるが、第一章と第二章を読み終えたいま、改めて第一章と第二章を振り返ってみたい。実のところ、第二章の記事は中途半端である。こうなったのは、読み進めるうちに自分の理解の浅さがはっきりしてきてしまったからだ。 この記事では実在論…

にんじんと🥕 夏目漱石「三四郎」を読み進める 第一章(前) 女

第一章(前) 女 舞台は明治41年、西暦1908年。主人公の小川三四郎は福岡県京都(ミヤコ)郡真崎村出身*1で、東京帝国大学に入学が決まり、上京する汽車の中にいる。三四郎はまず福岡から門司(モジ:北九州)に向かい、連絡船に乗って下関(シモノセキ)へ入りそこか…

にんじんと読む「無戸籍の日本人(井戸まさえ)」🥕

どうして無戸籍になるのか。逆に、まずそもそもどうすれば戸籍を得られるのか。 それは「出生届」である。病院か助産師がいつ生まれたかなどを書きこみ、父母についての情報を記入する。この提出は出生から14日以内と決まっている―――この出生届が出せていな…

にんじんと読む「実在論と知識の自然化(植原亮)」🥕 第二章

第二章 理論的問題 前章で示した自然種の特徴づけは、それぞれの自然種ごとに程度差を許す。たとえばトラという生物種にあらわれる諸性質は、その種に属するすべての個体に常に出現するわけではない。性質のまとまりとしての安定性には強弱が見られるのであ…

にんじんと読む「嫌われる勇気」🥕

「青年」と「哲人」の対話を通してアドラー心理学を学んでいくという本です。図書館も予約がたくさん入っていました。若干、青年がキツいキャラなのですが、それを最初に書かせていただいて、以下はそのことをスルーしたいと思います。 第一章 第二章 第三章…

にんじんと読む「実在論と知識の自然化(植原亮)」🥕 第一章+第二章

第一章 自然種論の系譜 あなたの家ではポチを飼っている。隣の家ではタローを飼っている。なるほどこれは間違いないと誰もが納得するのだが、少々意見の割れることがある――――彼らのことを一括りに「犬」と呼んでもいいのだろうか、と。 われわれがポチやタロ…

にんじんと読む「〈東洋〉の倫理(中村元)」🥕

倫理思想においては常に「善をなせ。悪をなしてはならぬ」といわれているが、なにが善でなにが悪かは一致していない。しかしながら他人に益するはたらきは善、他人を害するはたらきは悪と呼ばれる方向だけは同じなようである。 それは純粋なすがたにおいて〈…

【エッセイ】大人と子どもについて

〈子ども〉という概念・〈大人〉という概念 大人に対立する子どもという概念は近代的なものである(〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活)。フィリップ・アリエスはその書籍のなかでさまざまな文献調査を通じ、中世においては「子ども」…

【まとめ】書籍紹介ショート記事

菜根譚 三四郎(夏目漱石) 論理哲学論考 黒猫の三角(漫画) 純粋理性批判 論理について 菜根譚 良い本をちょっと紹介するコーナーです。 今回は菜根譚です。 菜根譚 (岩波文庫) 作者:洪自誠,今井 宇三郎 発売日: 2018/11/15 メディア: Kindle版 「これ一冊…

近代哲学の根本問題「主観/客観」

近代哲学の根本問題 カントの解決 【認識論的主観主義という要請】 【カント『純粋理性批判』を読む】 【これまでのまとめ】 フッサールの解決 【現象学入門】 【現象学的還元という方法】 【フッサール現象学の展開】 【時間意識の現象学】 ハイデガーの解…

にんじんブログが二周年を迎えました!

にんじんブログの誕生が2018年8月25日であります。この日から「にんじんコンテンツ」は徐々に拡大(時に縮小)していき、今では、 にんじんの部屋(コンテンツ総合サイト) にんじんブログ にんじん放送局 にんじんストア この4つが稼働しております…

にんじんと読む「コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する(黒川伊保子)」🥕

男女の脳に基本的な機能差はない。働かせ方が違うのだ。咄嗟にどの回路を使うかに性差があらわれる。この回路選択は進化の結果、つまり生物学的なものである。ここで「感性」という言葉を、脳が無意識のうちにとっさに使う神経回路特性と定義しよう――――機能…

古代懐疑主義について

認識論は「確かなことなどあるのか」について答えようとする。 これについて懐疑的に答えたのは古代懐疑主義者たちだった。古代懐疑主義はエリスのピュロン(紀元前360年頃 - 紀元前270年頃)により始まり、紀元後200年のセクストス・エンペイリコスの著作『…

夏目漱石と『文学論』

夏目漱石は「文学とは何か」と問い、これを「形式」と「内容」という二つの見方で答えようとした。前者について検討したものが『英文学形式論』であり、後者について検討したものが『文学論』である。そもそもこの英文学形式論という題は編者がつけたもので…