にんじんブログ

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2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

にんじんと読む論文「フッサール生活世界の現象学」

cir.nii.ac.jp フッサール論文『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(『危機』)において、彼は学問の危機を論じた。科学技術は人類の無限の発展と繁栄を約束してくれるかに見えたが、それは第一次世界大戦の惨禍を招き、そしてまた、「この人間の生存…

葬式ってなに?(日記)

2023.02.12記 もしにんじんが自分の葬式を仕切れるなら、葬式をやれとは言わない。 なにしろ死んでいるのでにんじんにできることは何もないし、集まられたところで彼らを癒すことにもならないからだ。治療費もかさんだだろうに、経済的負担が大きいのも申し…

にんじんと読む「フッサールにおける超越論的現象学と世界経験の哲学」 第二章途中まで

はじめに 世界があり、事物があり、我々がいる。我々は世界のうちで行動し、様々なことを経験し、世界について種々の知識を持つ。(p.i) これほど自明なことにも、哲学は疑いのまなざしを向ける運命にある。デカルトが『省察』で行った懐疑論の爆撃は、私た…

にんじんと読む「生の肯定」 序章

序章 本書の狙いは、ニーチェの哲学的プロジェクトについての一つの体系的解釈を明確に提示することである。 ニーチェ哲学は、ばらばらのテーマを扱い中心がないとする人々もあり、逆に中心的な学説を特定し他のすべてをそれをもとに説明しようとする人々も…

にんじんと読む「測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか」

第一部 簡単な要旨 数えられるものすべてが重要なわけではなく、重要なものすべてが数えられるわけではない 測定することは改善へ向けた船出であり、組織が責任を果たせるようにするためのものだ。実績は測定されたものに落としこむことができると考えられ、…

にんじんと読む「パラダイム論を超えて」 パラダイム

パラダイム ある業績がパラダイムであるとは、次の2特徴を持つことである。 その業績が、他の競合する科学研究活動を捨てて集まる支持者の持続的グループを形成させるほど十分ユニークなものである。 その業績が、再構成された研究グループに解決すべきあら…

にんじんと読む論文「人生はなぜ生きるに値するか」

researchmap.jp ニヒリズムとは、生きることが無意味だという信念のことである。人生の有意味性は二つ区別することができる。ひとつは有意味性を特殊な価値だととらえることであり、ひとつは総称的な価値性質のことである。 前者は、「関係的」である。人生…

にんじんと読む論文「科学の’進歩’と’合理性’」

www.jstage.jst.go.jp 科学はなぜ反証可能でなければならないのか。 私たちは「カラスがみんな黒い」ことを証明できない。なぜなら個別のカラスからカラス全体のことなどどうあってもわからないからである。ゆえに、『いかなる認識も真なるものとして根拠づ…

にんじんの書棚「それは私がしたことなのか 行為の哲学入門」

「行為」という概念に対する分析。 それは私がしたことなのか 行為の哲学入門 [ 古田徹也 ]価格: 2640 円楽天で詳細を見る 内容一部要約 「行為」は、意図や欲求、そしてその背景にある信念などの心の働きによって引き起こされるというのが直観的な理解であ…