2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
第一章 「たった一人のあなたの実感」から始まる現象学 電車が揺れて隣の人の足を踏んでしまったとき、私たちは自分でそれが「故意」かどうかわかっている。その理由をあえて言葉にすれば、わざとやるときにはわざとやってやるという思いが先に来るけれども…
文法とは何か 人間の言語は、有限の要素と少数の構成規則から表現形式を作りあげることにより、無限の意味内容を伝達することができる。文法とは単語から文が形成されるときの法則である。文法の基本単位は「文」そして文を構成する「単語」である。単語は、…
第一章 懐疑論とは何か 「懐疑論」とは、疑念を抱くことである。何かについて懐疑的な態度をとるとは、それについて疑念を抱いているということである。つまり、問題の物事を信頼してよいものか不審に思っている。懐疑論を程度をわきまえさえすれば、多くの…
宇宙誕生からカンブリア爆発 生物について 進化 ダーウィンの功績・進化についての注意 生態系とは ホモ・サピエンスについて 誕生 ネアンデルタール人vsホモ・サピエンス 人類の特徴 人類の歴史 宇宙誕生からカンブリア爆発 (これより前は空間も時間もない…
第二章 「老いの価値」「老いの意味」 エイジズムとは、高齢者に対する差別と偏見のことである。その根は非常に深く、誰もが老いを<徹底的な若さの喪失><老衰に向けての後退><社会のお荷物><無力で依存した存在>であると定義してしまう。 医療従事者…
「長い余生を、健康で楽しく暮らしたい。そして、最後までボケずに、安らかに死にたいものだ。そのためには、これからどんな暮らし方、どんな生き方を選択すればよいのか」 老年学に学ぶ―サクセスフル・エイジングの秘密 (角川文芸ブックス) 長寿法や健康法…
第六章 有限性、愛、人生の意味 理性的に生きること、熟慮して選び取ること。そのように生きることがよく生きることと言い切ってしまってもよいのだろうか。こうした疑問が前章で残ったのだった。私たちがもしすべてをコントロールできるならきっとそうなの…
見すてられ不安とは、このまま続くと思っていた状況(人間関係のつながり)が不意に脅かされたりしたときに覚える不安のことである。たとえば離婚する場合はもちろん、老いを感じることもこれに含まれる。このような不安を抱くことは人間にとって普通のこと…