にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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読書

にんじんと読む「漱石とその時代 第一部(江藤淳)」🥕 1

1.慶応三年 夏目金之助が生まれたのは慶応3年1月5日(旧暦。現在の1867年2月9日)のことである。生まれたのは江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)。父は夏目小兵衛直克(50)、母は後妻千枝(41)、五男三女の末であった。 この年は慶応と明治が入れ替…

徒然草のことなど

徒然草を書いたのは兼好法師で、鎌倉時代末期のことである。日本の三大随筆として「方丈記」「枕草子」と肩を並べる「徒然草」だが、冒頭に『心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば』というように、いろいろなテーマが移り行き、なんとも…

にんじんと読む「健康禍(ペトル・シュクラバーネク)」🥕 ①

第一部 健康主義 健康が国家のイデオロギーとなるとき、つまり「健康主義」が醸成されるとき、健康の追求は政治的な病気の症状のひとつとなる。軽度の健康主義は西洋の民主主義国家にはよくあることで、すべての人に健康的な生活習慣という規範を確立するた…

にんじんと読む「文学問題(F+f)+」🥕 第一部第一章

第一部 漱石の文学論を読む 第一章『英文学形式論』 第一部 漱石の文学論を読む 第一章『英文学形式論』 漱石自身はもとになった講義を「文学の概念」と名づけているが、編者は「英文学形式論」と名づけたことからもわかるように、英文学に限らず、文学を広…

【まとめ】書籍紹介ショート記事

菜根譚 三四郎(夏目漱石) 論理哲学論考 黒猫の三角(漫画) 純粋理性批判 論理について 人類史のなかの定住革命 日本語が亡びるとき 恋愛なんかやめておけ 世間体の構造 暗黙知の次元 キリギリスの哲学 変化の原理 菜根譚 良い本をちょっと紹介するコーナ…

にんじんと読む「劣等感と人間関係(野田俊作)」🥕 第二章まで

第一章 健康なパーソナリティ 「精神的に健康」というのは、身体がどのような状態にあっても実現できるのではないかと思う。要するに、身体の健康とはあまり関係がない。それじゃあいつもニコニコとしているとか、感情とは関係するだろうか。 程度にもよるけ…

英語についてメモ

英語についてメモ 【英語は「配置」のことばです】 【英語の一単語は「ひらがな」です】 英語についてメモ 【英語は「配置」のことばです】 三人称単数とか接続詞とか鬱陶しいのを除けば、基本的には並べただけです。 Tom loves John.(トムはジョンを愛して…

家紋のことをちょっと調べる

紋章(もんしょう、英: Coat of Arms)とは、個人および家系を始めとして、公的機関、組合(ギルド)、軍隊の部隊などの組織および団体などを識別し、特定する意匠又は図案である。 紋章 - Wikipedia 特に日本のものを家紋と呼ぶ。にんじんが調べたいのは日…

にんじんと🥕 夏目漱石「三四郎」を読み進める 第一章(前) 女

第一章(前) 女 舞台は明治41年、西暦1908年。主人公の小川三四郎は福岡県京都(ミヤコ)郡真崎村出身*1で、東京帝国大学に入学が決まり、上京する汽車の中にいる。三四郎はまず福岡から門司(モジ:北九州)に向かい、連絡船に乗って下関(シモノセキ)へ入りそこか…

にんじんと読む「無戸籍の日本人(井戸まさえ)」🥕

どうして無戸籍になるのか。逆に、まずそもそもどうすれば戸籍を得られるのか。 それは「出生届」である。病院か助産師がいつ生まれたかなどを書きこみ、父母についての情報を記入する。この提出は出生から14日以内と決まっている―――この出生届が出せていな…

にんじんと読む「〈東洋〉の倫理(中村元)」🥕

倫理思想においては常に「善をなせ。悪をなしてはならぬ」といわれているが、なにが善でなにが悪かは一致していない。しかしながら他人に益するはたらきは善、他人を害するはたらきは悪と呼ばれる方向だけは同じなようである。 それは純粋なすがたにおいて〈…

【まとめ】書籍紹介ショート記事

菜根譚 三四郎(夏目漱石) 論理哲学論考 黒猫の三角(漫画) 純粋理性批判 論理について 菜根譚 良い本をちょっと紹介するコーナーです。 今回は菜根譚です。 菜根譚 (岩波文庫) 作者:洪自誠,今井 宇三郎 発売日: 2018/11/15 メディア: Kindle版 「これ一冊…

にんじんと読む「コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する(黒川伊保子)」🥕

男女の脳に基本的な機能差はない。働かせ方が違うのだ。咄嗟にどの回路を使うかに性差があらわれる。この回路選択は進化の結果、つまり生物学的なものである。ここで「感性」という言葉を、脳が無意識のうちにとっさに使う神経回路特性と定義しよう――――機能…

夏目漱石と『文学論』

夏目漱石は「文学とは何か」と問い、これを「形式」と「内容」という二つの見方で答えようとした。前者について検討したものが『英文学形式論』であり、後者について検討したものが『文学論』である。そもそもこの英文学形式論という題は編者がつけたもので…

にんじんと試しに読んでみる「内向的だからうまくいく」

内向性だからうまくいく この本はたいへん不親切である。なぜなら、まず一番初めに「内向的」「外向的」とはなにかを説明しなければならないところ、それを怠っているからである。にんじんは「Aについての本」において、「Aとは何かという問い」についてまず…

お茶の勉強

お茶とは チャとは、被子植物門(Magnoliophyta) ー 双子葉植物綱 (Magnoliopsida) ー ツバキ目(Theales) ー ツバキ科(Theaceae)ーカメリア属の永年常緑樹のことである。比較的温暖な気候、年間降水量1300mm~1500mm以上が必要で、弱酸性の土壌を…

にんじんと読む「アドラー心理学への招待(アレックス L チュウ)」🥕

アドラー心理学の理論的基礎 アドラー心理学は次の仮説に基づいている:《人はそれぞれ社会的な環境の中にあり、決定と選択の能力を持った、分割できない存在である》(p21)。 すべての行動には社会的な意味がある 私たちの行動は社会的な文脈の中で起きる。…

にんじんと読む「超高齢社会の法律、なにが問題なのか(樋口範雄)」🥕

第一章 高齢者の問題は法律問題でもある。すなわち、たとえ裁判にならないとしても、法律家の助言を必要とするような場面が多い。 超高齢社会の法律、何が問題なのか (朝日選書) 作者:樋口範雄 発売日: 2015/12/10 メディア: 単行本 第二章 高齢者とは、65歳…

経済学をたらたら勉強したメモ

経済学とはなにか 経済学とは、さまざまな経済主体が市場で財やサービスやお金を交換し合う経済活動を、ある仮説をもとにモデル化し、説明しようとする学問である。ひとつひとつの経済主体について扱うものをミクロ経済学、国民経済全体をひとくくりにして扱…

にんじんと読む「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか(C・ダグラス・ラミス)」🥕

にんじんかみ砕き。他にも憲法9条のことなど書いてますが、経済成長のところと関係あるところだけです。 まずこの本の主張は「経済発展論は非現実的だ」というものです。経済の発展とは、つまり所得倍増のことでGNPという指標によって測られるとされてきま…

にんじんと読む「21Lessons(ユヴァル・ノア・ハラリ)」🥕 1「幻滅」

「幻滅」 「ファシズム」「共産主義」「自由主義」という三つの物語があった。 ファシズム 異なる国家間の闘争として歴史を説明し、他のあらゆる人間の集団を力づくで征服する一つの集団によって支配される世界を思い描いた。 共産主義 異なる階級間の闘争と…

にんじんと勉強する経済学(途中でやめた)

面白くないので途中でやめました。 勉強したい方は中高の教科書でわかる経済学 ミクロ篇でどうぞ。 経済学の基本原理 もし資源に限りがなければ経済学は生まれない、と思われる。資源を効率的に配分する学問が経済学である。 希少性→トレードオフ→効率と配分…

にんじんと読む「日本文学の特徴について(加藤周一)」🥕

日本文学の特徴について 日本文学には著しい特徴がある。 文化全体の中での文学の役割に関わる特徴 その歴史的発展の型に関わる特徴 言語とその表記法 社会的背景 世界観的背景 文学の役割 日本文化のなかで「文学」と「造形美術」の役割は重要である。 各時…

にんじんと読む「ベーシックインカムへの道(ガイ・スタンディング)」🥕

ベーシックインカムとは、個人に対して、無条件・定期的に少額の現金を配る制度のことである。この根本的な目的は経済面での基礎的な保障を提供することだ。全面的な保障や裕福な暮らしを送れるようにすることなどは想定されていない(第一、そんなことは不…

「ファッション」について

アイデンティティとコミュニケーション 衣食住が大事だという。ここに「衣」があるが、これにはコミュニケーション、対人関係というものも含まれているという解釈がある。たぶん、もともとはそんなことではなかったと思うが、そのように付け足すことには一定…

「被害妄想(ピエール・ジャネ)」を中途半端に読んだ🥕

途中まで読んだのでメモ程度にまとめです 被害妄想――その背景の諸感情 作者:ピエール・ジャネ 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2010/03/20 メディア: 単行本 ここでの主題は「妄想」、特に「被害妄想」です。 たとえばこうです。:アタシ悪く思われてる…

にんじんと読む「心がつながるのが怖い(イルセ・サン)」🥕

他者と愛情に満ちた親密な関係を築けないのは何故か? その答えのひとつとして、『私たちが自分自身をあざむき、自分を守ろうとする戦略をとり、愛に自らストップをかけてしまっている』ことが挙げられます。そのような戦略は、防衛機制(フロイト)だったり…

にんじん読書日記

「ぶれない 骨太に、自分を耕す方法」 「底辺」を広げると「高さ」が生まれる。基礎力をつけよ。肝心なときにがんばる力。 「君、そうやって、ただ便利なだけの人間になるなよ」 古典を学び、自然をよく見る・一流に接する・「向こう十年間は絵でお金をとる…

にんじんと読む「省察的実践とは何か(ドナルド・A・ショーン)」🥕

第一章 専門的知識に対する信頼の危機 プロフェッショナル=専門的職業は、主要なビジネス――たとえば戦争・国防・教育・医療・法律・経営・建築・福祉――を担当する、社会にとって必要不可欠なものである。われわれは彼らを尊敬しみずからもそうなりたいと思…

「国家」について考える

本日のテーマは「国家」です。 国家というのは目に見えて存在しているわけではないが、税金だ刑罰だ、なんだかんだとところどころに顔を出してくる。一体国家とはなんなのだろうか。 『国家とはなにか』 作者: 萱野稔人 出版社/メーカー: 以文社 発売日: 200…