にんじんブログ

生活の記録です。

≪ちょろんと読書≫菜根譚

 ≪ちょろんと読書≫は良い本をちょっと紹介するコーナーです。*1

 今回は≪にんじんつれづれ≫でも何度も出てきた菜根譚です。

 菜根譚 (岩波文庫) 洪自誠 (著)、岩波文庫1975/1/16

 「これ一冊あれば大抵の自己啓発本はいいだろう」と思えるほど充実した内容です。じっくりと読むよりもなにげなくめくってみると「なるほどなあ」と思わされます。

前集50項
福莫福於少事、過莫過於多心。
唯苦事者、方知少事之為福、
唯平心者、始知多心之為過。

福(さいわい)は事少なきより福(ふく)なるはなく、禍(わざわい)は心多きより禍(か)なるはなし。
唯(た)だ事に苦しむ者は、方(はじ)めて事少なきの福たるを知る。
唯(た)だ心を平かにする者は、始めて心多きの禍(わざわい)たるを知る。

 

人生における幸いは、何よりもできごとが少ないことほど幸いなことはないし、災いは、何よりも気が多いことほど災いなことはない。ただ、平生、できごとの多いのに苦労しているものだけが、はじめて、無事平穏なのが幸いであることを悟り、また、平素、心を平静にするように心がけている者だけが、はじめて、気の多いのが災いのもとであることを悟っている。

*1:初回ですので手探りです。