にんじんブログ

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≪解説≫公的年金:国民年金の給付③ 遺族基礎年金

公的年金の解説記事。今回は国民年金の給付(遺族基礎年金)についてのお話です。

 『公的年金:全体像』は前記事

carrot-lanthanum0812.hatenablog.com

 

 

 国民年金の給付

 年金には三つの「力」があります。

  1.  老齢給付 ・・・ 年取ってからもらうTHE年金
  2.  障害給付 ・・・ 病気やケガで障害が! の時のお金
  3.  遺族給付 ・・・ 亡くなったとき遺族に渡されるお金

 これが特に国民年金だった場合、上から順に「老齢基礎年金」「障害基礎年金」「遺族基礎年金」といいます。

 もちろん、無条件にもらえるわけではありません。今回はその条件や、給付額などを解説していきます(遺族基礎年金)

遺族基礎年金

 要件:「保険料納付期間+保険料免除期間」が全保険者期間の2/3以上ある。

 老齢基礎年金を受給する資格のある人は当然要件を満たしますので、年金を払っている最中に亡くなってしまった場合に、この要件をチェックします。

受給できる遺族:「子」または「子のある配偶者」
  •  18歳になって最初の年度末(3/31)までが「子」です。単純に言って18歳までですが、3月末までは認められるわけです。
  •  配偶者は年収850万円以下でなければなりません。
年金額:77万9300円(老齢基礎年金と同じ)

 但し、子の数によって加算があります。

  •  子の加算 第1子・第2子 各 224,300円
  •  第3子以降 各 74,800円

 気になるのは「子がいないと駄目やん」ということだと思います。厚生年金のほうはもっと手厚いのでこの点も大丈夫ですが、国民年金しか加入していない人は困ります。そこで次の制度があります。

寡婦年金」と「死亡一時金」
  1.  寡婦年金 年金を受け取れずにが亡くなってしまった場合です。もらえるのは10年以上夫婦だった奥さんです。旦那さんが亡くなったとき65歳未満である必要があります。寡婦年金を受け取れるのは60歳から65歳までのあいだです。金額は「夫が受け取れた老齢基礎年金額の3/4」です。
  2.  死亡一時金 保険料納付期間が3年以上あって、年金を受け取らずに亡くなった場合です。遺族基礎年金を受け取る対象者がいないようなとき、もらえる遺族の範囲を広げてくれます。1・配偶者、2・子、3・父母、4・孫、5・祖父母、6・兄弟姉妹です。たとえば配偶者も子もおらず、父母がいる場合は父母に支払われます。金額は「12万円~32万円」で、付加年金を3年納めていた人は8500円が加算されます。寡婦年金と違い、一回ポンと受け取って終わりです。

寡婦年金と死亡一時金は同時に受給できません。二つに当てはまるようなの方は、どちらを選ぶか考えなければなりません。

www.kokumin-nenkin.com

 死亡一時金は条件がゆるやかであるというところも一つの魅力になっています。