にんじんブログ

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隣りの芝はあおい

 SHIROBAKOを見たでしょうか。アニメーション制作会社の様子を描いたもので、けっこうテレビでも取り上げられていたような気がします。

 

  あそこで働いている人は過酷な労働環境に身を置いていますが、全員が「アニメ製作が好き」なのです。アニメを作るために原作へもものすごく入れ込みます。スタッフの一人ぐらいは「つまんねえぞコレ」という人がいるかと思っていましたが、まさか一人もいないとは……大人的な事情でしょうか……。

 

 友人からの連絡

 友人から連絡が来ました。久しぶりに会わないかということです。そうかもう前に会ったのは十か月ぶりぐらいだもんなと懐かしい気がしました。彼は平日は朝から晩まで働き残業、サビ残は当たり前、休日は恋人やら遊びやらしています。

 たまにそんな彼がうらやましくなるのですが「じゃあ代わってやろう」と言われたら絶対嫌なんですよね。平日は早朝から遅くまで働いて、寝たらすぐに次の仕事で……。恋人がいてほしいという願望もなし、休日が二日だけって多分日曜日は月曜日への恐れで体が動きません

 いわばそれは彼の理想を体現したライフスタイルなのです。隣りの芝は青いといって旅行することはできても、住み着くことはできません。自分の家の庭が背の高い雑草だらけになっていても、そのほうが居心地がいいわけです。自分の現在の状況というのは、自分の理想を、今の社会状況と自分の知識の範囲で出来る限り具体化したものといえるかもしれません。「出来る限り」というのが重要で、現在の状況は最善ではあるけれども、必ず満足させてくれるとは限らないのです。満足していないということは自分の理想か能力、あるいは社会に問題があったことになります。

 しかし社会は容易に変わりません。今のままでは生きていけないとなったら、妥協しなければなりません。「妥協しちゃ駄目だ」「あきらめちゃ駄目だ」と大昔に言われた気がしますが、あれは嘘か、または妥協の定義が違ったということになります。社会に適合的でない理想を持っている人は、妥協の連続でしょう。どれだけアニメ製作が好きだろうが、それで食えないとなったら辞めるしかありません。死んでしまうので……。

 

 

 SHIROBAKOを見ていると主人公の受ける理不尽さに「仕事つら……」となるのですが、あのアニメは「やりたいことを仕事にした人が、仕事の苦労と楽しみを知って成長していく話」です。生きていくためには仕方がないから労働をしようぜ、などといった仕事ではありません。その点が熱く、また見ている側に若干のつらみを起こすのです。

TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト

 

 製作進行の佐藤さんにはSHIROBAKOの新たな境地が期待できますね。キャラクター紹介の中で唯一「家から近いので転職してきた」と言う人です。彼女が今後ムサニでどうしていくのかが気になります。