原稿用紙一枚で書く日記。#22
夜は嫌いだ。なぜかというと、嫌なことばかり考えるから――。
頭に浮かぶ色々な「イヤなこと」。それはマインド・ワンダリングと呼ばれる状態である。日本語でいうと、心の徘徊。人間の脳はあらゆるときでも働いていて、余裕のある時はぼーっとしていると心が徘徊をはじめる。それが楽しい空想に向かうことは少なく、大抵は嫌なことに向く。
考えるのをやめるためにできることはなにか。それは「考えること」である。たとえば適当な計算を始めれば、絶対に他の事は考えられない。つまり、ふわふわと徘徊している心に、作業を与えてやるのである。
仕事をしているとき、仕事をしていないときに比べて人間の幸福度は高いというチクセントミハイによる意外な実験を以前紹介した。それは、このことにも関係しているのかもしれない。仕事中は心が徘徊する暇はない――でも仕事はしたくない? なら、したいことを一生懸命にしよう!
carrot-lanthanum0812.hatenablog.com
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