にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

MENU にんじんコンテンツを一望しよう!「3CS」

個性が生まれる「ワタシ分類」。分類するようにできているぼくたち。

 本日のテーマは「分類」でございます。

 

 分類というのは、区分けをすることです。これはこっちの仲間、あれはあっちの仲間という風に、班分けをしていくわけです。この分け方自体は本当に勝手なもので、分類にはルールなどありません。バナナと魑魅魍魎が同じグループに属していてもいいわけです。たとえば「人間」と「人間以外」で分ければ同じグループに分けられますね。

 

 さて、分類をするにあたって気を付けなければならないことがあります。それは「困ってないのに分類しない」ということです。

 

 〇 △ ×

 

 という記号があったとして、誰がこれを分類しようと思うでしょうか。分類などしなくても、ぱっと見りゃあ全体が把握できます。分類などをしなければならないのは、分類の対象が数百、数千あって、何がなんだかわからんからです。

 人間のワーキングメモリ、つまり処理できるものの数は大体7つだと言われています。それどころか何も工夫しなければ4つぐらいしか処理できないとさえ言われます。とにかく頭の作業台は狭そうなのですが、当然ながら世の中のものごとはその程度の数で収まるものではなく、分析によっていくらでも数が増えていきます。

 それを処理するときに「分類」が必要になるのです。

 何が言いたいかというと、分類というのは実際的なものであって、言葉遊びのためにあるわけではないということです。

 

それぞれの知識

 私たちそれぞれが知っていることが数百冊の本になったら、どういう風に分けるでしょうか。「生物のこと」「非生物のこと」からはじまって「人間」「人間以外」……という風にしていくでしょうか。いろんな分け方があります。

 分類自体、けっこう楽しいものです。そもそも一番最初の区分の時点で困りますよね。「生物」「生物以外」は2つ。「鉄道」「文学」「歴史」「その他」として4つぐらいに知識のバスケットを用意しておく手もあります。

 

 他にもこんな手もあります。自分が気になるものを、先に作ってしまうのです。「語学」「心理学」「統計学」「その他」……。いろいろ積み重なってきたら、その中でさらに区分けをして、少しずつ少しずつ自分のマップを広げていくのです。このマップを絵にしたりするともっと楽しいと思います。そのうちうまく分類できなくなって、もう一度分け方を組み直す必要も出てくるでしょう。

 「ワタシ分類」をもつと勉強が楽しくなるかもしれません。

 というか、勉強が楽しいというか、コレクションを増やしていくのが楽しいのです。出来上がったマップを見て「自分はこれだけ知ってる」という気分にもなります。今日はどこを掘り進めようかという目安にもなります。