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脳の部位のお話。特に前頭葉のこと。

脳の部位

 

脳には色々な部分がありますが、パッと見た大雑把な分け方で

  1.  前頭葉
  2.  側頭葉 … 記憶と気分の安定
  3.  頭頂葉 … 感覚処理と方向感覚
  4.  後頭葉 … 視覚処理担当
  5.  小脳 … 「小さな脳」。脳の調整センター。

 の5つになります。簡単に言って脳の後ろ側で情報を取り入れ、前側で統合し分析します。以前書いたように、脳の「実行機能」(目標志向行動を可能にする機能)は前頭葉によって支えられています。

 脳は非常にやわらかい素材でできています。というのも、ほとんど水分なのです。頭の水槽にぷかぷかと浮かんでおり、ものすごく傷つきやすい器官です。

 

前頭葉の話

 前頭葉は3つの部分に分かれます。

  1.  運動野 … 身体運動をコントロール
  2.  運動前野 … 身体運動を計画する
  3.  前前頭皮質 … 実行機能を担当

 前前頭皮質は脳の中で最も進化した部分で、チンパンジーの皮質が全体で11%に過ぎないのに対し、われわれは30%を占めています。犬は7%、猫は3.5%です。

 

 前頭葉を少し深く潜ってみると、前帯状回(ぜんたいじょうかい)という脳の部分に達します。この部位は「脳のギアチェンジを担当する」と言われています(元気な脳をとりもどす)。ひとつの考えからひとつの考えへ移ったり、別の事に注意を向けたりします。

 

 さらに脳を深く進むと中心部に、深部辺縁系(しんぶへんえんけい)と呼ばれるクルミほどの大きさの部位にたどりつきます。この部分はわれわれの気分にかかわっていて、ここが活発になると人は不安になります。「闘うか、逃げるか」という、いわば原始的な判断をします。

 深部辺縁系クルミを包むのは、基底核と呼ばれる部分です。基底核では感情・思考・動作を結び付け、嬉しいことがあったらわれわれを跳びあがらせたりします。

 

 

 

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