最近、呼吸についてよく考えています。
- 口呼吸<鼻呼吸 というけど、どれぐらい違うんだろう?
- 鼻呼吸にすると精神的にはどういう影響があるの?
- 鼻呼吸って苦しいよね。うまくやるには?
とかそういったことです。
呼吸はまぁ「スーハー」のことで、「スー」と「ハー」から成り立っていますよね。口呼吸はこの片方でも口を使っていることを言います。学問的にはクチコキュウではなく、コウコキュウと呼ぶんだとか。鼻呼吸のほうはハナコキュウではなく、ビコキュウ。
で、
口呼吸っていうのは本来の使い方ではないのです。しかもそれは運動時ですらそうらしいから驚きです。シャトルランとかしたあと恐ろしいほどハーハーなりますが、体の機能的には鼻で十分対処できるらしく、実際、うんと昔の人間たちはそういう風に呼吸していたんだとか。
口呼吸が駄目なのは、鼻毛フィルターがないから。冷たく乾燥した空気は喉、さらには肺をも痛めてきます。口呼吸のデメリットはさまざまあります。
下の記事にも書いてありますけど、睡眠時無呼吸症候群の危険もあるんですね。無邪気な子どもが口をあけてガーガー寝てるシーンってアニメにはめちゃくちゃありますけど、あれって全員口呼吸してるんでしょうか?
それからにんじんがけっこう重視してるのは「脳の冷却」です。鼻に通って来た空気でヒートした脳を冷やすんですね。(脳の底の部分を吸気で冷やすのだそうです)
計算や運動能力、集中力の改善が期待されます。
そんじゃあ一丁、鼻呼吸やってみっか、という話になるわけですがこれがけっこう時間が掛かるので、すぐにはじめたほうが良いです。無意識でできるようになるには十分な訓練が要ります。
口をきちんと閉じておくために、口周りの筋トレもあります。「あいうべ体操」といいます。
さて、
今ちょっと記事を読みながら鼻で吐いてほしいんですが、自分からみてどっち側の鼻から息が出ているでしょうか。鼻は常にどちらかだけから息が出ています。
どういう風に決まるのかというと、
- 交感神経が優位になってるときは右
- 副交感神経が優位になってるときは左
らしいのです。なので、眠るときは左から出ているのだとか。
出るほうの穴は自律神経がコントロールしておりますが、これを自分で指でおさえて両方の穴をバランスよく整えようというのが「片鼻呼吸法」。やり方は下の記事を。
もしこれが本当だとするとどちらが優位になってるかを簡単に知ることができるため恐ろしいほど便利です。とはいえ、どこを見ても「ヨガではこういわれているよ」などと書いてあり、科学的に証明された事実ではないような。
深い呼吸でゆっくりと。ゆっくり吸って、ゆったり吐く。
浅い呼吸にもデメリットがたくさんあります。
それから「自律訓練法」も鼻でやるようです。
鼻先。鼻先のところで、息が出たりはいったりしている感じがわかりますね。
佐々木雄二さん。にんじんが一番最初に参考にした
という本も書いてる人なのですが、上の本はなぜか様子が違います。にんじんとしては圧倒的に「自律訓練法の実際」のほうをすすめます。
でも催眠音声とかだと、鼻で吸わされて、口で吐かされません?
あれはどういうことなんだろう……( ◜ω◝ )

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