にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

MENU にんじんコンテンツを一望しよう!「3CS」

「好きの反対は無関心」のこと

好きの反対は無関心

 誰が言ったのか知りませんが、かなり含蓄があるなと今更感心しています。

 この言葉の有難いところは、「好きでなければ嫌わなければならない」という思いを否定してくれるところです。「好きじゃないな~」って言われたら「嫌いなのかよ!」と感情的になるのを抑えることができます。どうでもいい、と同じ意味です。

 

f:id:carrot-lanthanum0812:20200218153402p:plain

↑ 「新たな次元の発見」と言うべき、素晴らしい言葉の図

 

 横軸は「必要性」の次元です。どうでもいいというのは「関与しない」ことではありません。「必要なら関与する」というのが、どうでもいい、ということです。道を歩いている他人はきわめてどうでもいい人たちですが、必要とあらば関わります。

 縦軸は「よい・わるい」の次元です。不必要なときに関わろうとする点ではどちらも同じですが、「関わり方」に違いがあります。よい・わるいというのは道徳的判断ではなく、あくまで自分にとって心地いいとかうっとおしいとかそういうのです。

 

 

 職場・学校にいろいろ「好きじゃない」人はたくさんおられるかと思います。しかし「嫌う」必要はありません。「嫌う」というのは、ひとつの態度で、具体的行為によって表現されるため、ギクシャクします。「どうでもいい」は必要なときに必要なように最低限手短に関わります。関わるというのは、感情的なかかわりも含めます。思い出したり、あんなこと言われたなあとか、関係一般を指します。

 

 

 できるだけ「嫌う」のは避けて、「どうでもいい」にシフトすればいいんじゃないかなという、メモです。そう思うと「みんな仲良く」という標語も、気楽に履行することができそうですね(?)

 

 

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)