にんじんブログ

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にんじんと勉強する経済学(途中でやめた)

 面白くないので途中でやめました。

 勉強したい方は中高の教科書でわかる経済学 ミクロ篇でどうぞ。

 

経済学の基本原理

 もし資源に限りがなければ経済学は生まれない、と思われる。資源を効率的に配分する学問が経済学である。

希少性→トレードオフ→効率と配分

 「資源は希少である」ことから、「人々はつねにトレード・オフに直面している」。つまり小遣いが1000円で、1000円分のお菓子を買ったらそれ以外のものはすべて手放さなければならない。小遣いは親がもらう給料等から限界があり、それをいかに使うかはひとつ経済学の問題と言える。また一日は24時間しかなく、なにかをすれば何かをあきらめなければならない。

 一人の場合はトレード・オフの関係は次のように定式化できる。

  • 1000円のお小遣いで100円のチョコと200円のアイスをいくつ買うかは、100A+200B=1000という方程式によって表示される。チョコを増やそうと思えばアイスは減らさなければならないという点にトレード・オフの関係があらわれている。予算が2000円に増えればグラフの面積は増大し、サービスの価格が安くなるとやはりグラフの面積は広がる。グラフの面積が広がることは、選択肢が広がることを意味する。(〈予算線〉)
  • もちろん、誰もがありったけのお小遣いをすべてチョコとアイスに割り振るわけではない。⇒「商品を買うvs貯蓄」「チョコとアイスvs文房具」「チョコvsアイス」というふうに分析できる。
  • 8時間労働でチョコケーキを最大10個作ることができ、アイスケーキなら最大5個つくることができるとする。これはチョコケーキ生産個数をy軸として、(0,10),(5,0)の点を通るグラフを作ることを意味するから、2x+y=10によって表示される。この方程式を通る生産が8時間労働に対して最も効率的であるといえる。より多く作れるようになる(生産性向上)はグラフの面積を増大させる。(〈生産可能性フロンティア〉)

※方程式のグラフと、そのグラフが第一象限において作るグラフを混同した説明になっている。面積の話をしている場合は後者。

 

 複数人がいる場合はそれぞれの生産力をグラフを組み合わせる。多くの人がいればいるほど、ガタガタの折れ線は曲線に近づいていく。

 資源を目いっぱい使った効率の良い生産はグラフの線上にあらわれる。一方、チョコを10個つくってアイスを0個作る場合と、チョコを0個つくってアイスを5個作る場合は両方とも最大限効率的だが、その配分には差がある。ここに配分の問題が生ずる。配分の問題には公平性という観点が求められる場合があるが、なにが公平かを決めるのは経済学の範疇ではない。たとえば消費税率はすべての人が同じ税率だから公平だともいえるし、低所得者高所得者で払う額が同じ点で不公平ともいえる。

 経済学において仮定される合理的経済人は最大利益、最大効用を目指す。しかし現実の人間は公平性を重んじる部分がある。

 

希少性→機会費用→選択、そしてインセンティブ(誘引)

 希少性→トレード・オフにより、人は何かを得るためには何かを手放さなければならない。この手放したものの価値を機会費用といい、必ずつきまとう問題である。意思決定においては便益と機会費用の比較することになる。たとえばタクシーに乗るかどうかという意思決定を考えよう。もし乗らないなら職場まで50分かかる。しかし徒歩ならタダだ。われわれは50分の稼ぎとタクシーの費用を比較する。

 さて、次にわれわれのふつうの選択を考えてみよう。所持金が500円でパンと飲み物が買えるなら大抵のばあいはパンに全額は使わず、パンを少し減らして飲み物を買う*1。また、試験まであと3時間ならば、ぶっ通しで3時間勉強したり完全にサボるよりも、一方を少し減らして休憩に充てたりちょっと勉強したりする方を選ぶだろう。このように、選択というものは資源のすべてではなくその微調整によって行われる。微調整は、それが取り扱い可能なある最低単位(1単位)で行われる。

 

 人の選択を決めるものはインセンティブであり、「損したくない」「得したい」の二種類にわかれる。しかしこのインセンティブは社会の文化や、個人の好みにもよる。わかるのは損したくないことと得したいことぐらいである。

 

 

マンキュー経済学I ミクロ編(第4版)

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中高の教科書でわかる経済学 ミクロ篇

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  • 作者:菅原晃
  • 発売日: 2017/05/26
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*1:にんじんは食いたいパンがあれば飲み物なんて買わないが、この点は経済学とは意見が違うらしい