レファレンスサービス
レファレンスサービスとは
レファレンスサービスとは、図書館の所蔵資料の中に含まれている知識・情報と、アクセスできるインターネット上の情報源を活用して、利用者の知識・情報要求を満たすサービスである。これは主に次のサービスから成る。
- 利用者の質問・相談に対して、調査し一定の回答を提供する。
- 利用者が自分で調べることができるようにレファレンスブックやインターネット情報源を整備して提供する(参考図書の棚等)。
- 情報要求を想定して特定のテーマに関する資料を整備する。また、それに関する知識・情報の探し方を案内する【パスファインダーという】。
- 申し出を受けて特定のテーマやキーワードに関する新着情報をメール配信する【SDIサービスという】。
- 講座等の開催、図書館ツアー【利用教育】。
サービス提供のために
サービスの提供のためには次の作業が必要である。ただしいきなり厳密な指針やマニュアル等を作成するとサービスの硬直化に繋がりかねないので注意する。
- 条例、規則に基づいてサービス方針、基準を作成する。
- サービスに関する職務内容を明らかにして、それらの分担を決める。
- サービスを実現するためのマニュアルを作成する。
- レファレンスコレクションを整備する。
- サービスを提供する環境を整える。
- 担当者のトレーニングを行う。
資料の調べ方の基礎
- NDC(日本十進分類法):このテーマはこの番号のところ。
- OPAC(オンライン蔵書目録):図書館のオンライン目録。
- 参考資料(百科事典、統計書、世論調査結果報告書等々)
- 検索エンジン(Google, Yahoo等々)
質問の類型
- 所蔵調査(特定の本が所蔵されているか?)→OPACにあれば良し。なければ近場の図書館や、県立図書館、国立国会図書館と広げていく。大学図書館の場合はCiNiiが使いやすい。
- 書誌事項調査(特定の本の著者が知りたい)→OPACに書いてれば良し。なければ国立国会図書館NDL-OPAChttps://ndlonline.ndl.go.jp/#!/。それでも見当たらない場合、ネット検索。古いと見当たらないので古典籍https://base1.nijl.ac.jp/~tkoten/をあたる。
- 文献調査(特定のテーマに関する本を知りたい)→OPACで調べる。NDLで大体の場所はわかるため絞り込んでいく。
- 事実調査(特定の事実を知りたい)→百科事典→専門分野辞典→専門分野の本→インターネット。
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