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にんじんと読む「「食べる水」が体を変える(ダナ・コーエン&ジーナ・ブリア)」🥕 ここまで

序章

 軽い脱水症は隠れた流行病である。

 それは塩分が多く水分の少ない加工食品、野菜や果物の不足、処方薬・市販薬は体から水分を奪い、また、長時間動かないことで細胞への水分供給・老廃物の排出も妨げられているから。

 著者の考えではこの軽い慢性脱水症はあらゆる流行病の温床である。実際、それは肥満とも関係がある。症状には、午後の疲労・認識能力低下・頭痛・衰弱・尿路感染症・便秘……、不眠症・免疫力低下・関節痛・線維筋痛症・2型糖尿病・胃酸逆流・アルツハイマー

 なら水を飲めばいいわけだがただ大量に飲むのではなく、水分を吸収させることが需要である。著者はこの方法として「クエンチプラン」というものを提案する。

※脱水症の自己診断として、大雑把には尿の色がある。脱水症なら濃くなる。

 

第一章 新しい水の科学――水分補給と健康のつながり

 水は次の五つの働きにより細胞を一定の状態に保つ働き(ホメオスタシス)の維持に役立っている。水はまず胃に入り、その一部が血流に送られ、全身に運ばれる。

  1.  細胞の機能活性化 …… 水が栄養素を運んでくる
  2.  体温調節 …… 汗をつくって体を冷やす
  3.  老廃物排出 …… 排尿と発汗
  4.  潤滑剤 …… 組織の保護剤、脳を包み、目・鼻・口を潤す
  5.  体の化学反応に欠かせない

 

 カトリン・アマン=ウィンケルが発見したのは水の「第四の相」だった。これまで水は固体・液体・気体と考えられてきたのが、実は液体には2種類あることがわかったのである。この液体は粘性があり、構造水と呼ばれているが、この構造水が分子の機能にとってきわめて重要であることがわかった。これはあらゆる種類の食品に含まれているが、たとえばレタスは「栄養素がない」などと言われることがあるが、その水分は構造化されており、非常によい水分補給食品である。「植物」は非常に重要なのである。

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