にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

MENU にんじんコンテンツを一望しよう!「3CS」

にんじんと読む「最先端研究で導きだされた考えすぎない人の考え方」🥕 

 

第一章 考えすぎる理由・考えない方法

 考えずにまず始めよ。やる気は、やり始めなければ起こらないことは脳科学によって支持されている。一所懸命に集中していないとき注意散漫なときに不安が起こるのは、人は生来的に心配性で、ネガティブな情報を捉えやすいからだ。そうした悩み事の大半は何かきっかけがない限り心に浮かび続けるが、逆に言えば、何かあればすぐに忘れてしまう程度のものである。そしてありがたいことには、そうした心配事の79%は実現せず、16%はちょっとした準備で対処可能である。

 適切な行動は、優先順位の高いことをただやる。これだけである。もちろん考えることは重要なのだが、それにしても、考えすぎることには害がある。人はいわゆる「頭を使っていない」ときには脳に散在するさまざまな情報を有機的につなぎ合わせており、これが発想の源にもなる。ゆえに考えすぎるよりも、考えない時間を適度に入れていくほうが結果的にはよい方法だといえる。

 

第二章 行動を最適化する

 あれこれ悩み事をし解決に進もうとするとき、たいていの人は石橋をたたいて渡ろうとする。しかしたくさん調べ物をして情報をたくさん集め、これはこうで、これはこうで、とじっくり時間をかけることは必ずしもいい選択を導くとは言えない。なぜなら人は生来心配性であり、ちょっとしたマイナスの側面を過大に評価してしまうからだ。情報が増えるほど、適切な評価ができなくなるのである。ゆえに、どんな悩みもある段階で切り上げ、行動に移したほうがよい結果を導くことが多い。

 とにかく考えるよりも行動したほうがよい。やるかやらないか、最終的に迷ったらコインで決めてしまってもよい。というのも、別にそれでも変わらないからだ。大切なのは何かしら行動を起こすことで、失敗しようがなんだろうが、悩み続けるよりも幸福度が高い。考えすぎることには意味がない。コインを投げて決定しよう。どうせ未来のことはいくら調べても人間にはわからない。そもそも「これいいなあ」などと思っていても、それが実際に「いい」とは限らないのだから。過度の情報は偏った良い悪いを招く。適当なところで切り上げ、決まらなければコインで決めなさい。

 失敗したらどうするんだ。そう思うかもしれない。でも「損しないように」と選択しようとしているあなたは、確率的にいえばもっとも損をする。目先の損は目を曇らせるからだ。やはり考え過ぎは無駄であることがわかる。しかも、損しないように、あらゆる面を考えようとするあなたは、それをしようとすればするほど利己的な決定に偏って流れがちになる。ああ、やっぱり考えすぎはよくない。

 たとえばバイトをはじめるとき、マニュアルを徹底的に読み込むやつよりも「だいたいこうでしょ」というぐらいで気楽にやっている人のほうが進歩がある。悲しいことにざっくり把握のほうが瞬間的な判断は早いのである。

第三章 不安から「冷静」へ

第四章 最高に集中する

第五章 態度だけはポジティブである理由

  •  人間は生来からの心配性によってどうしてもネガティブな情報ばかりに目が向く。疲れたら少し離れたほうがいいだろう。ネガティブな感情はネガティブな感情を呼び、どんどんと強化されることがわかっているからなおさらである。感情をおさえて冷静に一歩引いてみるためには、「間」をおくこと。ゆっくり十秒ぐらい数えることに意識を向けてみよう。あるいは額を三十秒ほどトントントントントントン叩くのも効果的。考えたっていやなことが思いつくばかり。不愉快な顔をしている人がいても、「私が嫌いなんだ」といちいち飛躍してしまう。考えなくてもよい。やることをやっていればそれでよい。
  •  一所懸命。これこそ安定のための早道。……なのだけれど、よしやるぞとあんまり意気込むのもよくない。静かな環境で勉強すべきだといって無音室に逃げ込むのはあきらかにやりすぎだし、勉強以外は絶対ダメだと体を固定してしまうのも感心しない。人は意外と少し騒がしいほうがリラックスするし、無駄な動作に助けられている。それから、「ちゃんと考えるためにはちゃんと考えない時間を持つ」こと。気合を入れ過ぎるのも考えものだということだ。
  •  ポジティブは一番。だがポジティブに「なろうとする」のはよくない。じゃあどうすればいいのかというと、「笑顔をつくっておく」。笑っていれば本当に楽しくなる。楽しくならなくても効果がある。パフォーマンスが高まり、人間関係もよくなるからだ。

第六章 脳、体、心のつながり

 人間は「心配性」ではあるが、家に引きこもっていることはできない「退屈屋」でもある。じっとしていると動いているより疲れるし、とりあえずなにかをするのが一番いい。そしてもっと望ましいのは、「こうあるべき」と思わないこと。行動するのがいちばんいいから行動すべきだ、などといちいち考えず、まず動く。やっぱり考えすぎることは害悪なのである。

 

 

考えすぎない生き方

考えすぎない生き方

 

 

 

 

最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方 (サンクチュアリ出版)

最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方 (サンクチュアリ出版)

  • 作者:堀田秀吾
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)