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にんじんと読む「神社のことがよくわかる本(外山晴彦)」🥕

 

「要約」ではなく、「にんじんと読む」ですのでご注意ください。

 

第一章 神社の発祥とその経緯

 自然崇拝・祖霊信仰。古代からのこうした信仰が神社の基本です。たとえば「山」「森」に神秘の存在を感じ、山や森自体を神体そのものと考えることもあります。このような山や森を「神奈備(かんなび)」といいます。祖霊信仰というのは、つまりはご先祖様のことで、これもまた信仰の対象です―――つまり神社はほとんどなんでもアリであり、日本中に溢れかえっています。儀式なんかも神社により、上下関係はなく、それぞれ独立しています。

 なにかを素朴に信仰するのに、ドデカイ建物は必要ありません。神様にお祈りするときは臨時の祭場を設けました。ストーンサークルや、神籬(ひもろぎ)、あるいは四方に竹をたててしめ縄を張り巡らせたりしました(これも神籬のひとつ)。こうした仮設祭壇を屋代(やしろ)といい、仮設ではなくそこに腰を据えたものを神社(じんじゃ。かみのやしろ)というわけです。語源的には神社は神様の臨時出張所で、お祈りのときにおりてきてくれるところです。一方、神様の常駐しているところを「宮」といいます。現代では神社も常駐場所として理解されています。

 神社思想はそのあたりに住んでいる人たちが自分なりにやってきたので、まとまりがありません。というわけで理論化を試みるのですが、これを「神道(しんとう)」といいます。さまざまな理論がみられましたが、そもそも教義が薄いのでうまくはいかず、仏教や儒教から拝借してくるありさまで、完成と呼べるところまでは行きつきませんでした。

 

第二章 祀られる神々の系譜

 神社に祀られる神を「祭神」といいます。先も述べたとおり、祭神は本当に多様なため、自然や自分の祖先だけに限らず、歴史上の人物まで祭神になります。それどころか『古事記』に登場する神キャラ(といったら失礼なのだろうか)まで祭神になります。こうなると『ガヴリール・ドロップアウト』だろうが祀ってもよさそうですがどうなのでしょう(当たり前ですが、本の中にはガヴドロの名前は出てきません)。

 歴史上の人物といえば、祭神になるのは天皇です。天皇以外ではじめて祭神となった人物は天満宮菅原道真です。菅原道真は頭がよかったから学問の神様になったわけではなく、頭がよかったがために最悪な目に遭わされ死んだので、「さすがにヤバイ。これは祟りがあるだろ」となったため、落ち着いてくれと祈るために祭神になりました。

 それから仏教と関連があるキャラ(よく知らないのでごめんなさい)も祭神になります。弁財天とか、牛頭天王というひとたちが代表的な例だそうです。

 

ちなみに『アカギ』の赤木しげるの墓は、横須賀にあります。

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アカギ-闇に降り立った天才 1

 

第三章 神社の見方

 神社といえば「狛犬(こまいぬ)」「鳥居」「楼門」「石灯篭」「社紋」があります。神社思想が多様なのにこうした共通性があるのはなぜなのかが気になります。鳥居に関しては、門としては原始的な・ありがちな作りらしいです。

 

 

 

神社のことがよくわかる本

神社のことがよくわかる本

  • 作者:外山 晴彦
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)