にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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気持ちが落ち着かないとき2

 一日をまっさらにはじめたい。これが朝一番にやるべき仕事のような気がする。

 そのためにはまずしっかり寝ること。いらないものを忘れ去るのも、睡眠の役目だ。睡眠とは脳の掃除、整理整頓。よく寝れた朝ほどすっきりしていることはない。そこから一日のゴミが溜まるが、できるだけ豊かに過ごしたい。BGMは天野こずえさん原作の『ARIA』、サウンドトラック『AQUA』が良い。こんなに落ち着く曲はない。いや、あるけど。たとえばゲーム『LIFE is STRANGE』、このゲームは曲が恐ろしく良い。落ち着く。とはいえ、朝一番はできるだけ言語に触れたくないから、歌は邪魔だったりする。昔は歌がなくちゃなんとなく音楽という感じがしなかったけれど、今は歌をわずらわしいと思うときがあるのは、年齢だろうか。

ARIA The ANIMATION オリジナルサウンドトラック

ライフ イズ ストレンジ - PS4

 誰だったか――いろんな人が言ってるから誰でもいいんだろうけれど――「老い」というものを非常に嫌悪する傾向が、現代にはある。これは健康志向とも通ずるものだろう。成熟には時間がかかるから、どうしても体のほうにガタがくる。で、そうそう、老いというのは体がおかしくなることじゃなくて、成熟するっていう意味なのだ。成熟してないジジイ・ババアもいるけどね。そのことは誰もが認めることだろうから、まあそのことを踏まえて、にんじんは「年をとる」ことを、「年を重ねる」ことと「年を食う」ことの二つに分けている。年を重ねた分を、精神年齢といったりする。年を重ねるのは悪い事じゃない。問題は年を重ねられたかどうかだ。……などと偉そうにいっているが、にんじんの精神年齢は極めて低いので、日々追いつこうと努力している。努力しているつもり。なんとなくだけれど、まだ中身はようやく高校生ぐらいではないか。18歳未満。

 『魔法陣グルグル』で、ニケが言った。「旅立ちはまっしろでなきゃね!」けだし名言である。『ムーミン谷のなかまたち』第二期で、ムーミンパパはムーミン谷を出るとき、しがらみをすべて置いていくのだと叫んだ。『男はつらいよ』の寅さんはなにか問題が起きるたびに、気まずくなるたびに、柴又を去る。そして何食わぬ顔で戻って来る。すべてをリセットするために旅をするのだ。本当になにかをはじめるために、彼らは旅立つ。旅立ちは生まれ変わるためにやる。それは一日のはじまりに似ている。整理整頓が好きなひとは、ムーミンパパの放浪癖だって、理解できる(かもしれない)。