にんじんブログ

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にんじんと読む「肉食の哲学(ドミニク・レステル)」🥕 ①

 この本の主要な「敵」は、倫理的ベジタリアンである。ベジタリアンとは植物だけを食べることを好む者のことであるが、好む理由はさまざまである。たとえば肉食をしないことが健康にとってよいという理由でベジタリアンになるものもいれば、肉の味をそもそも好まないからベジタリアンだというひともいるし、あるいは肉類の摂取を躊躇してしまうトラウマ的経験からベジタリアンだという人もいるだろう。そして今現在増加中なのが、「倫理的ベジタリアンつまり、肉食のような行為はモラルに反し、短期的にも長期的にもよからぬ、そして受け容れがたい結果をもたらすと考える者である。彼らが肉食を拒絶するのは、肉を食うことが生物を苦しめるからである。

 彼らが持ち出す典型的な理屈は、動物もまた利益不利益の主体だというものだ。彼らは知性をもつ存在であるがゆえに、殺されない権利を持つ。あるいは、たんなる資産やモノとして扱われるべきではない(ヒトがそうであるのと同様に!)。倫理的ベジタリアンは過激になると、牛乳や卵などの動物由来の食品や、動物由来のあらゆる製品は禁止されるべきだと言う。彼らの名は「ビーガン」である。