にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

MENU にんじんコンテンツを一望しよう!「3CS」

にんじんの書棚「依存的な理性的動物」

 倫理の出発点は「ヒトが動物であること」

 この事実を認識すれば、自分たちがいかに傷つきやすく障害を負いやすく病気にかかりやすく死にやすいか理解できるし、どれだけ他の存在に依存しているかが理解できる。伝統的な倫理学において障害を負ったりひどい目に遭う人は「対象」にすぎず、問題を考える側はまるで何も傷つかないかのような、誰の助けもいらないかのような顔をしてきた。しかし人間行動を考えるうえでは、なにをすべきかということを考えるうえでは、ヒトが動物であるという事実にたちもどり、自分たちを特権視せず動物の一種として考え始めなければならない。「動物は信念を持ちうるか?」という基本的なことからはじめ、どのように倫理的な問題を考えるようになっていくのかをたどり、「徳」という概念の重要性にたどりつく。