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にんじんと読む「劣等感と人間関係(アドラー心理学を語る3)」

 精神的な健康な人がどんなものかについて色々思いつくかもしれない。ただ身体がどんな状態であれ、人は精神的には健康でいられる。たとえ死に瀕しても。あるいは喜怒哀楽がなんでも自由に出せることは精神的に健康なこととは言えない。たとえば怒りや哀しみがそうだ。感情には目的があって、たとえば怒りは相手を動かそうと・支配と関係がある。だから怒らない方法は別に怒らなくても目的が達成されるのだと知ることだ。協力的な関係・信頼関係のなかにあると、怒りとか憂鬱とか不安とか、そういったものがそもそも出て来ず、それよりもっとうまいやり方をたくさん身に着ける。

 精神的に健康な人間のことをアドラー心理学ではこう考える。

  •  自己受容 自分というものを受け入れること。つまり持っているカードに不満を言わないこと。クセはあるけれどもそれをよく知り、まず好きになること。
  •  世界への基本的信頼 勝つか負けるかといった競争の対人関係を脱し、協力という観点で他人を見ること。他人を信頼すること。
  •  所属感 居場所がある、役割がある 
  •  貢献感 他の人たちの役に立っているという感じ
  •  誠実であること

※下三つを「共同体感覚がある」という。