「家」という幸せになるための道具。
持ち家の魅力はやはり自分の趣味や生き方を体現できることにあるだろう。一生賃貸に住むとしてもローン返済と払う金額は結局のところ同じぐらいなので、金利や地価や賃料の変化に依存するとはいえ、いずれ返済が終わるという安心感と自己実現につながる理想の家というものは賃貸によっては得られない。ただ、すべての不動産が最高かというとそういうわけでもないし、どうせこれから人口が減ってくるのだから焦らなくても良いともいえる。仮に理想の家がはっきりしていてそれが見つかっても、身分不相応な買い物をするよりもいまはコツコツ蓄財をしておくというのも手なのである。家を買うことには「長期的な借金」というリスクがあり、そこには払えなくなるリスクも含まれる。
以上、さまざまな判断を経て、家を買うことに決めたとしよう。
まずはどんな家が理想の家なのか、現実的な条件を忘れてすべてリストアップしていこう。そして多くの物件を比較検討し(少なくとも10件以上)、営業マンに対しては性悪説に立ち、おかしなところをおかしいと指摘し、時には専門家のアドバイスを借りるなどすることが基本である。
- 希望エリア 地図を見ながら周りに何があるのか見たり、近隣の方に引っ越し希望の旨を打ち明け話を聞く ハザードマップ
- 登記簿によって過去の情報をチェックする
- 土地の境界や、土地をまたいでいるものをチェックする