メッセージ:課題と反応、そして答え
あなたの思いの丈は、基本的にどうでもよい。これがメッセージの要諦である。
よいメッセージとは、①「課題」(~について)が明確であり、②課題に対して必要な答えがあり、③相手に求める「反応」が明らかであるもののことである。だから何かを伝える前に、「課題」「答え」「反応」を確認しておくのは当然である。特に、なんの反応も期待しない””独白””は、何をしに話し出したのかよくわからない。ただ問題なのは、相手にとってもそれが検討すべき課題なのかはわからないことで、これをあわせて考えると、一般にビジネスにおいて相手に期待する反応は次のみっつだろう。
- 相手に内容を理解してもらいたい
- 内容を理解してもらったうえ、相手からフィードバックが欲しい。
- 相手に実際になんらかの行動を起こしてほしい。
こうした反応を期待して、課題に対して答えを提出する。答えには「結論」があり、その「根拠」がある。そしてどうすればいいかという「方法」がつき、「反応」を導く。もし、相手の理解やフィードバックが欲しい場合は「根拠」までで止めておくこともできるだろう。もちろん、根拠があいまいだったりすると相手は理解できない。