にんじんブログ

生活の記録です。

まんなからへんがちょうどいい #12

 原稿用紙一枚にんつれ。#12

 

 極端はわかりやすい。わかりやすいと簡便だから、そちらを志向するのも無理からぬことである。それに、どっちかを目指さないと何も考えられないのだから仕様がない。坂道に上るか下るかしかないように、動くためにはとりあえず方向というのが必要になる。人間にも慣性が働くのか、登ってみるともう下る気にはなれない。人が極端に走りやすくなるのは、AかAでないかという自然発生してくる二極と、慣性に由来するのかもしれない。

 快感は大変よろしいもので、……大体「快」感なんて名前なんだからよろしくないほうがどうかしている。ところが、快感坂を登りすぎると崖になっているんだから言葉ほど当てにならないものはない。薬物やって体壊して快楽を手にしている人より、ぼちぼち生きてたまに楽しいぐらいの人がいい場所に立っている。お金持ちが「お金あってもねえ……」と言い出すのは自慢ばかりとも言えない。

 

 

幸福論 (岩波文庫)

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よわいそんざい #11

 原稿用紙一枚にんつれ。#11

 

 人間は弱い存在だから、と云う。いったい何より弱いのか、じゃあ何が人間より強いのか、どういう点で弱いのか、本人によくよく聞いてみなければわからないのだけれど、たしかに「弱いよね」と言われると、確かにねえ、という気分になる。日々、なにかと打たれ弱い自分を見ていると特にそうだ。この頃はレジリエンスなどといって、心の回復力が取り沙汰される。いろいろ改善の手立てが模索されているのはいいことだ。

 一方、過激な人間弱い存在論者に言わせれば、そんな対策が必要であること自体が人間の弱さの証拠なのかもしれない。まぁそうだとすると、弱くない存在なんて見当たらないので、ことさら弱い弱いということもないのだが。くわえて、こちらの場合は、それを改善する手立てはまったくない。

 

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マンガでやさしくわかるレジリエンス

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モテる #10

 原稿用紙一枚にんつれ。#10

 

 モテるための本は結構出ているし、モテたいというパオン(男)も結構いる。にんじんは長年いまいちその気持ちを理解しかねていたが、この頃はちょっとわかるようになってきた。モテているという状態になると、向こうがこっちを好いてくれるらしい。「惚れたほうが負けなのよ」理論で行けば、勝ちまくりである。なるほどモテたいわけだ。

 ところが「万人受けはないよ原理」を適用すると、いかなるモテ体質でも統計的に優位ぐらいで満足することになる。記録でも取ってない限り自分がモテかどうかわからないし、しかも嫌ってくる人もいるわけだからなお不安になる。そこで違うタイプのモテ本がでて、そんな不安を持った人々を啓発する。時代によっても改訂が必要だろう。なるほどモテ本が溢れるわけだとまた納得する。マナー講師と同じでモテ講師にでもなれば、仕事はなくならないかもしれない。

 

オクテ男子のための恋愛ゼミナール

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僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに

 

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

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下限幻想 #9

 原稿用紙一枚にんつれ。#9

 

 昔は真賀田四季に憧れた。すべてがFになるに登場する、天才博士である。すべてを見通すような発言は本当にかっこよかった。達観した意見は常識はずれだった。ところが時を経るにつれ、そんな人間は実在しないことを理解した。みんなそうだろう。

 ところが下限については存在が広く認められている。要するに、能力というものを一切感じないような存在である。時にはそれを自分自身に当てはめて、生きる価値ないわなぁと言う人もいる。価値なんて主観的だからそういうなら構わないのだが、普通は一定のプライドがあるので「但し、あいつよりはマシだけど」を言う可能性を残しておこうとするものだ。話を聞いてみるとまだけっこうその人の下に人がいたりする。「自分より上だ」と思っていて、かつ面識がある人はきわめてまれだ。いつのまにか世界のうちで五本の指ぐらいには入っている。悲観的なはずが、たいへん楽天的である。

 

 

 

なやみ #8

 原稿用紙一枚にんつれ。#8

 

 初期ステータスを攻撃力にガン振りすると「守備力が心配で。やっぱ守備力があるほうが有利だわ」と悟る。実は守備力にガン振りしたら攻撃力に憧れるのだが、自分の状態を重視してしまうものだから、ちょっと気づきづらい。ところが両方にバランス振りすると今度は特技がないと言って悩むことになる。八方ふさがりである。

 レベルが上がると、全体的にステータスが上がる。それでレベル1守備力ガン振りのやつに追いつくのだけど、スライム相手ならともかく、敵も強くなっているし、やっぱり守備力は欲しいと思う。数値の大小なんてあくまで相対的なものだから、たとえステータスをあげても、なんか不満が残る。そこで自然な流れとして「自分の強みを生かそうよ」という論調が出てくる。なるほどもっともなことと思う。

 

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内向型を強みにする

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carrot-lanthanum0812.hatenablog.com

 

 

≪第54回:にんじんつれづれ≫人間関係をシンプルに見るにんじん的心理論

 原稿用紙一枚にんつれ。

 のはずが結構長くなったので普通のにんじんつれづれに昇格です。

 

 心理学をまぁまぁざっと勉強した成果みたいなもの。

 

ある奴隷少女に起こった出来事 (新潮文庫)

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