にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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にんじんと読む「道徳の哲学者たち」🥕 第一章

そこで私は古代ギリシア人から始める。なぜそのように遠いところに出発点を求めるのか。答えは簡単で、プラトンとアリストテレスの仕事はまだ乗り越えられていないからである。 道徳の哲学者たち―倫理学入門 プラトンとアリストテレス以前 民主的な政治をし…

【日記】はじまり

にんじん放送局と名づけてYouTubeチャンネルをやっている。この前、朗読動画が完結し、遂にシリーズ二作が出揃った。完結であるとか、続編であるとか、そういった考えは特にない。書きたいことがあれば書いていくつもりで、たいへんに「趣味」という感じがし…

【日記】労働時間について

このブログでは開設した当初から言っていたことがある。 「労働時間を少なくしよう」 である。労働時間は長くてもいいことは何一つない。お金が得られるだろうというが、労働のあのストレスに比べれば安すぎる。にんじんは一日五時間ぐらいが限度だろと思う…

「生まれてこないほうがよかった」のか?

人口蓄積はたった一人でも過剰である。すべての誕生はほとんどの場合、全体として悪であり道徳的に許されない―――これが「反出生主義」の主張である。ほとんどの場合というのは、その一人の誕生が他の人々の苦痛を軽減する場合であるが、そんなことはほとんど…

アタラクシアと幸福

エピクロスの倫理思想を見ていく。 エピクロスにとって第一の善とは「精神の平静と肉体の無苦」であった。 精神の平静とは、動揺(タラケー)のない状態である。これはアタラクシアとも呼ばれていた。そもそも動揺というものは根拠のない信念によって生じる…

意味の「意味」について

にんじんの目的は「生きている意味」を見つけ出すことである。そのために、意味という言葉の〈意味〉について確認しておくのは当然のなりゆきであると思う。 たとえば「人生の意味はなにか」と問うことにおいて、「人生というのは、人がこの世で生きているあ…

エピクロスの倫理思想

道徳原理には大きく分けて二つの種類がある。またその下位には二つずつ種がある。 (1)経験的原理に立脚する道徳的形而上学=幸福の原理に基づく道徳 1. 自然感情に基づく立場 → エピクロス 2. 道徳感情に基づく立場 (2)理性的原理に立脚する道徳的…

エピクロスの勉強

カール・ヤスパースは紀元前500年から前後300年の間を「枢軸時代Axial Age」と呼んだ。中国では諸子百家、インドでは釈迦、そしてギリシャでは哲学が興り、ソクラテスやプラトン・アリストテレスなどを輩出した時代である。 最初の哲学者タレスは紀元前624年…

エピクロスの思想

規準論のみを下に書いた。 エピクロスの思想の概要:感覚と感情が真理の規準であり、それは裁判における「証言」という意味で規準である。感情とは快・不快であり、人間の選択はこれをもとに行われる。第一の善は「精神の平静と肉体の無苦」である。この第一…

アリストテレスの生涯について

哲学者・アリストテレス アリストテレスは紀元前384年にトラキア地方のスタゲイラスで生まれた。 歴史について調べると必ずといっていいほど知らない地名が出てくる。日本でないからなおさらである。トラキア地方というのは、現在でいうバルカン半島の南東部…

「被害妄想(ピエール・ジャネ)」を中途半端に読んだ🥕

途中まで読んだのでメモ程度にまとめです 被害妄想――その背景の諸感情 作者:ピエール・ジャネ 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2010/03/20 メディア: 単行本 ここでの主題は「妄想」、特に「被害妄想」です。 たとえばこうです。:アタシ悪く思われてる…

【哲学】「もの」を「見る」「私」について

物自体ー表象ー意識作用 私たちはものを見る。どのようにしてか。 直観的には次のように考えられている。 モノがある。それがフニャフニャと何らかの刺激を送って来る。心に思い浮かぶ。あっ、見えた。つまり「もの」ー「見る」-「私」である。刺激が来ただ…

問いの構造「もの」と「こと」

何事かを問うということがどんな形式的構造をとるのか? ハイデガーによれば、問いとは探求である。探求は探求せられるものによって方向を決められる→すべての問いは「問われているもの」を持っている。たとえば【美】について問うとき、この問いは【美しい…

にんじんと読む「存在と共同(轟孝夫)第一章」🥕 第二節まで

要約というか、にんじんが理解する限り、という内容です。 にんじんと読むシリーズでは一貫して、そうです。 第一章 「存在の問い」の導入 現象学から「存在の問い」へ 現象学においては、意識は器のようなものではない。そこに何かが盛り付けられているので…

労働基準法まとめ【社会保険労務士】平成28年度

第一章 総則 <労働基準法第1条は、労働保護法たる労働基準法の基本理念を宣明したものであって、本法各条の解釈にあたり基本観念として常に考慮されなければならない。>⇒〇 正しい。 第一条:1 労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を…

にんじんと読む「心がつながるのが怖い(イルセ・サン)」🥕

他者と愛情に満ちた親密な関係を築けないのは何故か? その答えのひとつとして、『私たちが自分自身をあざむき、自分を守ろうとする戦略をとり、愛に自らストップをかけてしまっている』ことが挙げられます。そのような戦略は、防衛機制(フロイト)だったり…

過去問から学ぶ労災保険法 基本(適用事業・労働者)&業務・通勤災害

労災保険法の武者修行。 労災保険の基本 労災保険の基本 労災保険のカバー範囲は非常に広い。 ほぼ全部と考えよう。 だからこそカバーされない部分が問題になる。 カバーされないのは「国・地方公共団体の機関」「行政執行法人」である。非常勤などは対象に…

安衛法まとめ【社会保険労務士】平成28年度

第一章 総則(第一条―第五条) <労働安全衛生法における「労働災害」は、労働者の就業に係る建設物、設備、原材料、ガス、蒸気、粉じん等により、又は作業行動その他業務に起因して、労働者が負傷し、疾病にかかり、又は死亡することをいうが、例えばその負…

ハイデガーの哲学:Zeug(道具)について

ハイデガーがZeug(もの)という言葉を使ったのは、伝統的な哲学の語彙を使いたくなかったからである。現在ではこのZeugは「道具」「用具」「器具」と訳されることが多いが、ドイツ語では日常的なことばで「もの」のことを指す。Spielzeugは遊ぶものであり、…

にんじんと学ぶ「労働基準法」のアレコレ🥕

労働基準法を学んでいくよ d(^ω^) 鬱陶しくて面倒くさい話題だからフランクにいこうね₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾ 働き方改革法を知る! 新しい労働基準法のしくみ 働き方改革法を知る! 新しい労働基準法のしくみ 作者: 出版社/メーカー: 三省堂 発売日: 2019/03/22 …

安衛法まとめ【社会保険労務士】平成29年度

第一章 総則(第一条―第五条) <労働安全衛生法は、労働基準法と一体的な関係にあるので、例えば「この法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、」に始まる労働基準法第1条第2項に定めるような労働憲章的部分は、労働安全衛生法の施行においても…

「好きの反対は無関心」のこと

好きの反対は無関心 誰が言ったのか知りませんが、かなり含蓄があるなと今更感心しています。 この言葉の有難いところは、「好きでなければ嫌わなければならない」という思いを否定してくれるところです。「好きじゃないな~」って言われたら「嫌いなのかよ…

労働基準法まとめ【社会保険労務士】平成29年度

第一章 総則 <労働基準法第3条は、使用者は、労働者の国籍、信条、性別又は社会的身分を理由として、労働条件について差別的取扱をすることを禁じている。>⇒✖ よくある引っかけ。性別による賃金差別を禁じているのは4条。賃金以外の性別差別は別の法律。 …

にんじんと読む「哲学的思考(西研)」🥕

第五章まで。 序章 現代思想の〈真理〉批判をめぐって 第一章 ”学問の基礎づけ”とは何か 〈普遍学〉の構想 ”学問の理念”と基礎づけ 二つの方法 ”学問の基礎づけ”とは何を意味するか 第二章 〈生〉にとって学問とは何か 人間の全生存に意味はあるか 自然科学…

にんじん読書日記

「ぶれない 骨太に、自分を耕す方法」 「底辺」を広げると「高さ」が生まれる。基礎力をつけよ。肝心なときにがんばる力。 「君、そうやって、ただ便利なだけの人間になるなよ」 古典を学び、自然をよく見る・一流に接する・「向こう十年間は絵でお金をとる…

にんじんと読む「現象学入門(コイファー&チェメロ)」🥕(2)フッサール

フッサールの超越論的現象学 『フッサールの見方は、間接的にはカントに、直接的にはブレンターノに基づくものである』(現象学入門: 新しい心の科学と哲学のために)。しかしもちろんフッサール哲学はカント哲学を単に変形させたものではなく、彼の哲学の端…

にんじんと読む「省察的実践とは何か(ドナルド・A・ショーン)」🥕

第一章 専門的知識に対する信頼の危機 プロフェッショナル=専門的職業は、主要なビジネス――たとえば戦争・国防・教育・医療・法律・経営・建築・福祉――を担当する、社会にとって必要不可欠なものである。われわれは彼らを尊敬しみずからもそうなりたいと思…

労働基準法まとめ【社会保険労務士】平成30年度

第一章 総則 < 労働基準法第1条にいう「人たるに値する生活」には、労働者の標準家族の生活をも含めて考えることとされているが、この「標準家族」の範囲は、社会の一般通念にかかわらず、「配偶者、子、父母、孫及び祖父母のうち、当該労働者によって生計…

にんじんと読む「和辻哲郎の解釈学的倫理学(飯嶋裕治)」 第一章

第一章 解釈学的方法と「日本語で哲学する」こと 第一節 倫理学の方法としての解釈学的方法 なぜ和辻倫理学に解釈学的方法が要請されるのか。それはそもそも彼の基本的な姿勢として、考察の仕方の問題が考察対象のあり方と密接な関係にあると考えられている…

安衛法まとめ【社会保険労務士】平成30年度

第三章 安全衛生管理体制 <派遣元事業者は、派遣労働者を含めて常時使用する労働者数を算出し、それにより算定した事業場の規模等に応じて、総括安全衛生管理者、衛生管理者、産業医を選任し、衛生委員会の設置をしなければならない。>⇒〇` 正しい。派遣元…