にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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生きている、なぜか(日記)

2022.06.18記 おそらくだが「どうして生きているのか?」という問いを、「なぜ生きて行かなければならないのか、その理由はなにか」と解釈すると求めている答えには永久にたどり着けない。なぜならそんな理由はなく、今すぐに死んでも特に大きな影響はないか…

にんじんと読む「結婚と家族のこれから」第三章

第三章 「家事分担」はもう古い? 日々生きていくうえで仕事は大事だとしても、仕事以外にもやらなければならないことはたくさんある。しかもそれはやらなければならないのに、タダ働きなのである。これを無償労働といい、「家の仕事」「家事」とかいう。共…

にんじんと読む「結婚と家族のこれから」第二章

第二章 家族はいまどこにいるか 「労働者」が増えてきて生活拠点が「家」でなくなると、もはや家長の権力は効果のないものになる。戦争でかき消されてしまった庶民の声も、戦後となると民法改正によってオヤジの権利は世帯主という形だけのものとなり、法的…

にんじんと読む「結婚と家族のこれから」第一章

第一章 家族はどこから来たか 説明の出発点は、「食べていくこと」です。人間、食べていくこと、つまり経済的な生活基盤がなければ生きていくことができません。逆にいえば、生活基盤が確保されていれば、あとのことは比較的自由に決められるのです。それは…

にんじんと読む「人はなぜSEXをするのか?」 第四章

第四章 あなたが知らないセックスのこと セックスのはじまり、それは初体験であり、「処女膜」だと思われている。だが処女膜は処女を証明しない。処女膜なしで生まれてくる子もいる。オーストラリアの原住民の一族は生まれて来た子に処女膜がないと拷問して…

解決可能性(日記)

2022.06.11記 問題の解決可能性は明らかに、その問題が実際に解決できるかにかかっている。閉じ込められた牢屋の鍵を開けるのに「看守の持っている鍵を観察し、木工室でレプリカを作り、解錠する」という映画並みのテクニックは脱獄という目的をたしかに提供…

にんじんと読む「人はなぜSEXをするのか?」 第三章

第三章 恋に落ちるメカニズム 相性は遺伝子に刻まれており夢中なときには他の人の性的魅力などどうでもよくなるのだが、おそらくこれは「運命の相手」の存在とは関係ない。というのも、時期によって変わるからだ。女性が好みの男を月経サイクルに従って変え…

にんじんと読む「人はなぜSEXをするのか?」 第二章

第二章 少年、男になる ペニスは亀頭と竿でできている。亀頭は女性でいうクリトリスのようなもので、神経がみっしり詰まっていて感度が高い。男は尿と精液を同じ管から出す。竿の部分はスポンジで、血液が流れこむと固くなる=勃起。もちろん勃起していると…

にんじんと読む「悪党・ヤクザ・ナショナリスト 近代日本の暴力政治」 第一章①

第一章 愛国者と博徒 明治の世となって西洋を模範として法整備が進められる中で、戸惑った農民たちが起こした一揆や反乱のなかで有名な秩父の困民軍の指揮官と副指揮官である田代栄助と加藤織平は「博徒」だった。1884年のことであるが、実はそれ以前には彼…

にんじん映像庫「イエスマン YESは人生のパスワード」

なにか訊かれるたびに必ずイエスと答えるという誓いをたてさせられた男に起こるいろいろは、予想外に啓発的である。ほとんどやけくそともとれる陽気さは、「イエス」しか選択肢がないにも関わらず解放的であり、自由だ。結婚さえその一言で簡単に決めてしま…

にんじんと読む「小さな死生学入門」

「小さな死生学入門」 どうにもならないことだが、私たちは誰しも最後は死んでしまう。これは私というものの最大の喪失であろうが、老いてくると病気がちになるなど、単に喪失体験というのならばこれ自体はひじょうによくあることである。これを大きな死/小…

にんじんと読む「悪党・ヤクザ・ナショナリスト 近代日本の暴力政治」 イントロダクション

イントロダクション 「暴力」は近代日本政治における原動力であり、そもそも近代日本の誕生からして暴力的だった。明治新政府の樹立は暴力が猛威を振るった結果である。また、誕生後も暴力がなくなったわけではない。むしろ荒々しい時代が始まった。抗議の声…

にんじん映像庫「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

違法な手段を使って毎日のようにお金を稼ぎ続ける男たちが、ドラッグをやったり、女とヤったり、好き放題し続ける「金!女!名誉!」みたいな映画。一分あたりの””fuck””使用回数がダントツであることからも内容が窺い知れるだろう。自分を応援してくれてい…

うまくやりたいの病(日記)

2022.05.29記 うまくやろうとして成功することはほとんどない。文章も、うまく書いてやろうと思っているとうまくは書けない。世の中のうまい文章というのは推敲しているからうまいんであって、最初からうまく書けるひとはいない。磨いてうまくなる。 出来事…

にんじんと読む「人はなぜSEXをするのか?」 第一章

第一章 少女の身体に十分な脂肪がつくことが生理の始まりの重要なポイントとなる(行き過ぎると逆に遅れるが)。現代においては初潮年齢が12歳頃と、150年前に17歳頃だったときに比べると早まっている。ピーター・グリュッグマンは農耕社会への突入によって…

にんじんと読む「性の進化論」🥕

男と女が出会ってからの「自然」な流れは大体次のように説明される。 男と女が出会うと、二人はお互いの値踏みをはじめる。男は女が健康であるとか、若いとか、経験人数とか、貞節とかを気にする。女は男に力を求め、その力を自分と自分の子のために行使する…

にんじん映像庫「パッセンジャー」

冷凍睡眠から途中で目覚めてしまったら、というシチュエーションをそのまま映画にしている。与えられた設定が自然にぱたぱたと展開していく序盤・中盤こそこの作品の見どころであり、空虚な宇宙空間を漂う船と機械的な明るさが孤独に生きてゆく虚しさを際立…

ここは家ではない(日記)

2022.05.22記 あまりにも衝撃的だったので書かずにはいられない。 誰かが間違って部屋の火災報知のボタンを押したらしく、アパートのサイレンが鳴り響いた。呑気な当人はいつまで経っても対処しないのでサイレンは鳴り響き、呼ばれてやってきた消防隊員も「…

にんじんと読む「菜根譚」前集1

一 棲守道徳者、寂寞一時。依阿権勢者、凄凉万古。達人観物外之物、思身後之身。寧受一時之寂寞、毋取万古之凄凉。 道徳に棲守する者は、一時に寂寞たり。権勢に依阿する者は、万古に凄凉たり。達人は物外の物を観、身後の身を思う。むしろ一時の寂寞を受く…

にんじんと読む「日本の自然崇拝、西洋のアニミズム(保坂幸博)」🥕

「宗教とはなにか」が問われていない 日本においてはオウム真理教の一連の事件において、宗教というものに一挙に注目が集まった。事件の背景にあった宗教とそれに対する熱狂的な信仰がもたらした残虐な行いはマスコミにも多く取り上げられることとなったが、…

にんじんと読む「フッサールの現象学(ダン・ザハヴィ)」🥕 ②志向性という概念

志向性という概念 志向性というのは対象と作用との根本的な結びつきのことであり、「意識は~についての意識である」という風な標語もある。だがそれは一体どのような結びつきなのか。 最もシンプルに思いつかれるのは客観主義的なものである。対象に向けら…

にんじんと読む「フッサールの現象学(ダン・ザハヴィ)」🥕 ①フッサールの心理主義批判

フッサールの心理主義批判 『知覚すること、信じること、判断すること、認識すること、これらはいずれも心理的現象であるから、これらの構造を調べるには心理学を用いなければならない。つまり論理学というのは結局心理学の一分野であり、論理法則は心理学的…

にんじんと読む「貧しい人を助ける理由」🥕 途中まで

四つの基礎的人間的ニーズは、飲み水・食料・住居・基本的な保健医療サービスである。およそ30億人がいずれかひとつが欠けた状態にあり、毎日5秒に1人の割合で死ななくていい子どもが死んでいく。祖父母世代ではこうした状況を「十分な資源がないからだ」と…

コンビニの店員(日記)

2022.05.12記 この前コンビニに行ったら支払が機械になっていた。金を出したら店員が「どうぞ」と言って機械を指差し、こちらの様子をうかがっている。支払いを済ませるとレシートが出てきて商品をとって帰ったのだが、店員がその間中、ずっとこちらの様子を…

にんじんと読む「経験の構造」🥕 第二章

第二章 真理と実在 現出を手持ちに説明していこうとするとき、「あれはたしかにヘビだ」というためには、ありとあらゆる側面から完全に「ヘビである」ということがわかればよいということになるが、””ありとあらゆる側面””などそれこそ無限にあるわけで一生…

にんじん映像庫「INCEPTION」

クリストファー・ノーラン監督ディカプリオ主演のこの映画は一体何度見たかわからない。夢に潜るという設定とアイディアを盗む・植えるという広げ方とその実践がもたらした一つの帰結が或る大企業の思惑を本線にして絡みついていくという物語は興奮必至の構…

にんじんと読む「経験の構造」🥕 第一章

第一章 能動的認識行為の現象学 なにかを観察する。森があって、道があって、途中にロープが落ちている。……と思い近づいてみると、ロープはヘビであった。ここでいくつかのことを確認しておこう。 同じものでも、それを見る視点が変われば見え方・現れ方が変…

にんじん映像庫「ANNA/アナ」

にんじんは登場人物全員が本気の作品が好きだ。だれかがしょうもないドジをしてわかりやすく転ぶのは好きではない。全員が本気でそれぞれの思惑に従って動き、ひとつの結末にたどり着く。だからこそ結末に価値が生まれる。作品が示す「行ったり来たり」の演…

にんじん映像庫「ペンギン・ハイウェイ」

ペンギン・ハイウェイというアニメ―ション映画は「お姉さんのおっぱい」がどうとかで話題になったのがもったいないぐらい良い作品である。””お姉さん””のおっぱいにお母さんとは違うものを感じる””アオヤマ君””だが、それは性的なものとしては描かれていない…

にんじんの書棚「終わりなき探究 The Eternal Wonder」

今回はパール・S・バックの遺作である「終わりなき探究」です。 物語は胎児の段階から始まり、彼の経験を描写していきます。泣きました、という感想でもよいのですが、この小説には色々なものが詰まっていて、とても頭が良い主人公でさえも抱えきれないほど…