にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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にんじんと読む「スピノザの方法」

第一章 方法の三つの形象Ⅰ ものを考えるにあたりわれわれは暗闇のなかをひとり手探りで進まなければならないのか。それともその暗闇のなかには道案内がいるのか。また道案内は可能か。 スピノザの方法 この問いに関わって、スピノザが「方法」について論じて…

自己啓発という思想

変えられるのは自分だけだ、という。だから変わらなければならないと。 cir.nii.ac.jp アリストテレスは、幸福というものを万人のものとしては見ていなかったように思える。彼は人間というものの本質を「知性」に見た。人間の幸福とは知性をよく働かせること…

減点法(日記)

2023.1.16記 にんじんはLINEをしていない。 この前「LINEで連絡を取り合っているのですが」と言われ、「いやLINEはしてません」と答えたら、「あ、じゃあメールですね」と返事があった。LINEじゃなかったら駄目だといわれたらどうしようかと思っていたのでた…

にんじんと読む「入門講義ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』」🥕 ②

論考の中身① 論考の記述は独断的である。著者の解釈によると、冒頭の形而上学的記述は「語り、考えること」に伴う常識の明示化が目的になっている。前理論的な考えをあぶりだし、 世界は成立していることがらの総体である。 世界は事実の総体であり、ものの…

にんじんと読む「入門講義ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』」🥕 ①

論考とはなんだったのか ウィトゲンシュタインは「前期」と「後期」に大きく分けられるが、そこには連続性がある。彼は哲学を治療として捉え、哲学的問題を問題としてしまうのは言語に対する誤解のせいだと診断する。哲学者たちはなにか意味のある議論をして…

にんじんと読む「情動の哲学入門」 第一章、第二章

※この本において「感情」ではなく「情動」を使うのは、そこに意識的なニュアンスを排除して多様な心の状態を包摂するためである。 昔から情動は悪者だった。感情に身を任せるとろくなことにならない、と言われる。そこで理性が重視された。だが人間は理性だ…

うる星やつらのOP2を見た

どうも、にんじんです。「うる星やつら」おもしろいですね。 www.youtube.com www.youtube.com OP1が『令和時代にラム参上! 昔のアニメファンもついてこいや!』 だったとすると、 OP2は『役者はそろった! うる星やつら本格始動やで』 という感じです。一…

おどろきではかろう(日記)

2023.1.8記 にんじんたちはなにかを説明しようとする。「あれ、この人はどうして」となり「こういうことなのだろう」と説明する。行為の理由を知りたがる。これは別に人間が知を愛すとかそういうのではなく、単に、生き残るのに必要だからにすぎない。実際、…

組み立て家具を組み立てて壊す(日記)

2023.1.7記 AmazonでL字机を買ったので組み立てていた。 ねじをしめろと書いてあったが、しめたらメリメリと音がした。 天板に穴があいていた。 安いものには安い理由がある。Amazonはそんなことを教えてくれます。でも商品は「アイリスプラザ」のもので、割…

にんじんと読む「ふわふわする漱石」

第一章 夏目漱石の『文学論』と、ウィリアム・ジェイムズの心理学とはきわめて深いかかわりをもつ。『文学論』はそもそも「組織だったどっしりした研究」、つまり文学とは何かという根本原理を探ろうとする科学的、実証的な、普遍を志向する探求だった。 凡…

にんじんと読む「文学とは何か(T.イーグルトン)」

文学とはなんたるか。 それは虚構か。いや虚構とするとどれほど多くの文字表現が見逃されることか。 この問いに関してロシア・フォルマリストはこう言った。文学とは形式だ。文学はある特殊な言語の使い方を陳列する。「汝、いまだ犯されざる静寂の処女よ」…

2023年にやりたいこと(日記)

2023.1.4記 あけましておめでとうございます。 carrot-lanthanum0812.hatenablog.com アニメ「DoItYourself!!」はご覧になりましたでしょうか。 あの作品にはたくさんのハイテク技術と、トンカチを使ったいわゆるDIYが登場します。作品中に学校を二つ用意し…

にんじんの書棚「「感想文」から「文学批評」へ」

作者と読者、テクストとそのメディア、そのテクストの文法(コード)と背景。 これら6つの要素のどれを中心的に取り上げるかによって、批評は6種類に分けられる。作家論・ニュークリティシズム・読者論・読者論・構造主義・イデオロギー批評・メタスタディ…

にんじんの書棚「ハッピークラシー」

ハッピークラシーは造語で、クラシーは「支配」である。 従来の病理モデルから脱却し、ウェルビーンイング・生きがい・自己実現を手に入れるための科学であろうとした「ポジティブ心理学」は、立身出世のための人生訓を達成可能な目標であるとみなした。幸福…

あけましておめでとうございます2023

あけましておめでとうございます。にんじんです。 にんじんブログを開設して4年になります。 youtubeやらBOOTHやらいろいろなことに手を出してきましたが今はブログとWixとnoteしか残っていません。つくづく思うのは、にんじん(ぼく)は共同作業が苦手だと…

アニメ「Do It Yourself!!」の細かい情報を集めたい

この記事は、知っておくと明日役に立つアニメDIY!!の情報を集めるものです。 過度な期待はしないでください。 あと、DIY!!は部屋を明るくして、 テレビから三メートルは離れて見やがってください。 【ふるさと納税】アニメDIY×鉄アイス・饅頭・珈琲セット 【…

にんじんと読む「なぜ心はこんなにも脆いのか」

「なぜ自然選択は、私たちの体を病気に対して脆弱にするような形質を残したのか?」 これがこの本の中心的な問いである――――「病気」は、絶対に進化学的に説明できない。なぜなら、その病気になることは進化的な適応の結果ではないからだ。だが、どうしてそれ…

にんじんと読む「比較不可能な価値の迷路」

第一章 国家はそもそも必要なのか? 何らかの制度の正当化は、発生論的なものと帰結主義的なものに分かれる。国家が「人々の自発的な意思の合致によって成立したから」正当だとするのは前者であり、国家が「人々の効用を増大させるから」正当だとするのは後…

にんじんの書棚「セレクション社会心理学6 他者を知る」

対人認知とは、特定の他者について、さまざまな情報をもとにしてその人の性格を判断したりその人の行動を予測したりすることです。この本では対人認知を分類し、自分とのかかわりの深さをレベル1~4までに区別しています。そしてその認知がどのようなプロ…

にんじんと読む「感情の哲学入門講義」

なにかの本質とは、それがなくなってしまうとそのなにかのままではいられなくなるようなものの規定のことである。私たちは具体例をいくつも挙げ、それらの共通項を抽出することでこの本質について考えることができる。 私たちが「感情」というものを見る場面…

にんじんnote更新情報(2)「スキ」にリアクションが出るよ

noteで「スキ!」ボタンを押すとリアクションが出るようになりました。 時間をかけてゆっくり増やしていこうと思います。作品を読んで気に入ったらボタンを押してどんなものが出るか試してみてください。 これまでの作品 「人間伝」|にんじん|note (短編…

にんじんと読む「妊娠中絶の生命倫理 哲学者たちは何を議論したか」

ジョン・ヌーナン 妊娠中絶における根本問題は「ある存在者が人間であることをどうやって規定するのか」である。人はいつ人になるのか。神学者たちは人間存在を程度に基づいて差別することを拒否し、受胎即人間とみなした。受胎したのだからもうそれは人間で…

にんじんと読む「英語独習法」

① 認知科学の知見を外国語学習に当てはめ、その合理的な学習法を提案し解説することが本書の目的である。英語学習に関するわかりやすい方法論は数多出ているが、しかしそもそも、ほんとうに楽に英語を習得する方法があるのだろうか。認知心理学的にいえば、…

にんじんと読む「統計学が最強の学問である」

なぜ統計学が最強の学問なのか? どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができるから。 統計学が最強の学問である 果たして「どんな分野でも」なのかはともかく、多くの分野で役に立つのは間違いない。 サン…

読書カテゴリ。これまで読んできた本①

人類史のなかの定住革命 認知革命、農業革命、定住革命、国家誕生、工業革命。 人類史のなかにある様々な大変革のうち、およそ一万年前に起きた大変革である「遊動生活の停止」とその弊害について語る。人間は遊動生活に慣れ過ぎてそれに合わせて進化してき…

にんじん音楽室「ないない」

シャドーハウス一期ED「ないない」です。 韻をたくさん踏んでいるのが気持ちいいのですが、それ以上に歌のテーマが恋愛ではないところが好感度高いところです。 何者でもないまま なんにもないまま 生きるのは無駄ですか 悪いことですか ないない (期間生産…

にんじんと読む「マーケターのように生きろ」

【マーケティングの定義】 マーケティングとは、顧客、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を、創造し、伝達し、運搬し、交換する、活動・一連の組織・プロセスである。 マーケターのように生きろ―「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動…

にんじんと読む「劣等感と人間関係(アドラー心理学を語る3)」

精神的な健康な人がどんなものかについて色々思いつくかもしれない。ただ身体がどんな状態であれ、人は精神的には健康でいられる。たとえ死に瀕しても。あるいは喜怒哀楽がなんでも自由に出せることは精神的に健康なこととは言えない。たとえば怒りや哀しみ…

にんじんと読む「うつのためのマインドフルネス&アクセプタンスワークブック」🥕

イントロダクション 「人が人生に求めるものはだいたい決まっています。健康、愛情ある人間関係、やりがいを感じられる仕事、建設的な気晴らし、精神的な活動、そしてレジャー活動」だがこれを求めることで「楽しいことが次から次へと起こる」わけではない。…

にんじんと読む「東洋の合理思想」

東洋思想は実践的関心を中心とし、それを知的に捉えようとするところに極めて合理的な一面がある。そのひとつの結実が仏教思想であり、これはカントの批判哲学に類し独断的な形而上学を排し現実に目を向けるものである。しかしカントの目的は近代科学の基礎…