2020-01-01から1年間の記事一覧
文化は、自然な状態=カオスを分類する。この分類はもちろん文化においてさまざまだが、その境界においては儀礼が行われることが多い。あたかも、儀礼がその移行を引き起こしたのだとでもいうように。 儀礼とはある秩序や形式に従って、繰り返し、しかも普段…
生き方について哲学は何が言えるか (ちくま学芸文庫) 良き人生について―ローマの哲人に学ぶ生き方の知恵 ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫) 第一章 ソクラテスの問 第二章 アルキメデスの支点 第一章 ソクラテスの問 ソクラテスは問うた―――「人は…
ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること ネットのバカ(新潮新書) ウェブに夢見るバカ ―ネットで頭がいっぱいの人のための96章― インターネットが奪うもの まえがき 脳には可塑性はあるが、弾力性はない 知的テクノロジーは私たちを「…
西洋哲学史 (教養全書) 幸福論 (岩波文庫) アラン 幸福論 (岩波文庫) 第一章 幸福論の歴史 ソクラテス学派 紀元前399年、アテネでソクラテスが刑死した。彼は誰のことも弟子とは呼ばなかったが、彼を師と仰ぐ者たちはソクラテスの亡きあと、彼を理解すること…
男たち/女たちの恋愛: 近代日本の「自己」とジェンダー 恋愛なんかやめておけ (朝日文庫) 倒幕・明治維新によってそれまでの身分制度が揺らぎ、「自己」「我」といったものの位置が揺らいだ人々は最初、「国家の独立」という大きな物語を自分たちの生き方の…
老子 (講談社学術文庫) 老子・荘子 (講談社学術文庫) 荘子 第一冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1) 老荘の思想 老荘の生きた戦国時代 理想郷の農村共同体と無為自然の政治 老子の人生哲学 道と無の形而上学 荘子の思想 万物斉同の思想 老荘の思想 老荘の生きた戦国…
つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方 ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版) つながらない生活 スマートフォンを持っているといつも誰かが肩を叩い…
菜根譚はいくつものパラグラフから成る。前集と後集に分かれてはいるものの、その分類には体系性があるわけではないように見えるし、たぶんないんだろう。人生訓が散りばめられており、ひとつひとつ読むだけでもおもしろいのだが、正直もう少し一貫した読み…
Googleの成り立ち 検索サイト立ち上げ! 1995年スタンフォード大学でラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンが出会い、意気投合した。彼等は博士論文のために共同研究をはじめた。そのテーマは「ウェブのリンク分析」だった。当時の検索エンジンはアクセス数を上…
1.慶応三年 夏目金之助が生まれたのは慶応3年1月5日(旧暦。現在の1867年2月9日)のことである。生まれたのは江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)。父は夏目小兵衛直克(50)、母は後妻千枝(41)、五男三女の末であった。 この年は慶応と明治が入れ替…
どもじんです! マクドナルド行ってきました! チキチーとメロンシェイクです とても美味しかった。 のですが、マクドナルドってこんなんだったかなあと寂しく思うところもあります。昔はもうちょっとパクついて「もっと欲しいな~」と言いたくなったのです…
徒然草を書いたのは兼好法師で、鎌倉時代末期のことである。日本の三大随筆として「方丈記」「枕草子」と肩を並べる「徒然草」だが、冒頭に『心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば』というように、いろいろなテーマが移り行き、なんとも…
猫は後悔しないが 「猫は後悔するか?」と問われる(語りえぬものを語る)。著者の答えは明瞭である。猫は後悔などしない。なぜなら猫は分節化された言語をもたないからだ。言語がなければすべては現物で済ませるしかない。しかし後悔とは反事実的な可能性で…
第一版序文(一七八一年) 第一版序文(一七八一年) 人間の理性がどうしても直面する問題があり、しかもそのうちには答えることのできないものがある。理性が困難に陥るのはそれがもつ本性によるもので、また答えることができないのはその能力を超えている…
「人はみな善く生きようとする」たしかに。しかし善いとは抽象的な善なるコトではなく、まさにそのようにするコトである。わたしが朝に牛乳を飲むのは、それがわたしにとって善いからである。すると、なるほど、善く生きようとしない者はいないわけだ。だが…
いつもなにかしなければならないという気持ちに追われている。これは勤勉ではない。「生産性」ではかられるようななにごとかを為さねばならないと躍起になる、ほとんど現代の病である。こんなに暇しているなら働いているほうがましじゃないかしら、だってそ…
行為っていったいなんだろう 運動というのは物理学などの科学法則によって因果的に完璧に説明されるように思われる。しかし、そうすると殺人犯が犯した罪もまた遠い昔に決まっていたことであり、彼には「責任」はないということになるのだろうか―――ならない…
第一部 漱石の文学論を読む 第一章『英文学形式論』 第一部 漱石の文学論を読む 第一章『英文学形式論』 漱石自身はもとになった講義を「文学の概念」と名づけているが、編者は「英文学形式論」と名づけたことからもわかるように、英文学に限らず、文学を広…
どもじんです! 本日(10月半ばぐらいですが)は少々遠出いたしまして、 ついでにマクドナルドにやってきました。 頼んだのはコレ。月見マフィン。 飲み物はQooです。 小さくねえか? と思わないこともない。 が、味はかなり良い。 食べると、卵とハムとソ…
序章 ウィトゲンシュタインを読む 第一章 アウグスチヌス的言語観 第二章 言語ゲーム ウィトゲンシュタイン哲学を学んでどうなるのか? 事例:アウグスチヌス言語観 事例:規則の問題 事例:相対主義 序章 ウィトゲンシュタインを読む 哲学とは世界観=あた…
懐疑主義の基本テーゼ 探求の継続と判断保留の両立について アタラクシアという幸福 再びアタラクシアとメトリオパテイアについて 判断保留のための「十の方式」 参考文献 参考記事(削除予定) ヘレニズム時代とは、マケドニアのアレクサンドロス大王(前三…
序文 ヘレニズム期の哲学者たち―――ストア派、エピクロス派、懐疑派―――が人びとの心に訴えたのは、諸派のうちどれを選択するかがその人の生き方を根本的に決定するからであった。 ヘレニズム哲学が衰退してきたのはキリスト教やグノーシス主義が台頭と時を同…
どもじんです! 購入した商品がこちら。 絵面が地味すぎる。 左はノートですけど、なんと中身がちがいます。 白ではなく茶色。 (^^)ここにおめえのペンをおとしてみなよ。 で、 もうひとつがタッパー。 1.7リットルで冷凍庫にもはいります。 今回入れてみた…
どもじんです! 今日はラーメンでおなじみの一風堂さんの記事です。 一風堂さんのラーメンをおうちで作ってしまいます 中を開けると なんかもうちょっときれいに撮影したいかんじがある。 でも要するにお湯を沸かして全部放り込めばいいんだな、ハイハイ(雑)…
第三章 因果説による対応――外在主義その1 ゲティア事例で目立つのは、通常ではありえない偶然がはたらいていることである。知識というからには「たまたま当たった」というようなことがあってはならないはずではないか?———この点を指摘したのがピーター・ア…
どもじんです! にんじんコンテンツには毎月、普通の財布から一定額を移ってきます。それがいろいろのことをする予算になるわけです。 まあ、たいした額ではないので、駄菓子を買うぐらいしかできないですが。みなさんはやくにんじんストアに行ってください…
第二章 ゲティア問題とは何か 知識の標準分析によると、何かを知っているというのは「真であって」「信じていて」「正当化されている」ということだった。このことを否定するためには、①三つのうちのどれかが(あるいはすべてが)必要ないというプランと、②…
古代懐疑主義のアタラクシア エピクロスのアタラクシアと対比して 【自分と相手の線引き】 古代懐疑主義のアタラクシア 哲学をすることによって、少しでも自分の生がより善きものにならないのであれば、哲学は無駄なものである―――この点について、古代の思想…
良い曲をちょっと紹介するコーナーです。 3年目の浮気 歩いて帰ろう 死んぢゃってくれ 貴方の恋人になりたいのです SOMEONE ELSE! Harmonies* ホロスコープ・ラプソディ 唯一人 あなたの一番になりたい 思い出がいっぱい School Rumble Forever M@STERPIEC…
第一章 知識の標準分析 【知識の標準分析 K=JTB】 知っているとは、正しく、本当のことを、思っていることだ。 知識とは、正当化された、真なる、信念(Knowledge=JustifiedTrueBelief、K=JTB) たとえば「机の上にりんごがあることを知っている」のであれば…