2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
irdb.nii.ac.jp 探求プログラム 理論は常に仮説であり、仮説は経によるテストを通じて修正されなければならない(可謬主義)。可謬性を持たない理論はそれを承認する人の間でだけ流布し、膠着するドグマとなる。もうそれ以上展開することができなくなっても…
現象学は志向性の理論として認められている。その議論の多くは意識作用(ノエシス)と意識対象(ノエマ)の内在的な連関にかんする記述である。一方、こうも認められている。世界を意識に還元する観念論だとか、心のなかを覗けばなんでもわかる内在主義だと…
第一章 方法の三つの形象Ⅰ ものを考えるにあたりわれわれは暗闇のなかをひとり手探りで進まなければならないのか。それともその暗闇のなかには道案内がいるのか。また道案内は可能か。 スピノザの方法 この問いに関わって、スピノザが「方法」について論じて…
変えられるのは自分だけだ、という。だから変わらなければならないと。 cir.nii.ac.jp アリストテレスは、幸福というものを万人のものとしては見ていなかったように思える。彼は人間というものの本質を「知性」に見た。人間の幸福とは知性をよく働かせること…
2023.1.16記 にんじんはLINEをしていない。 この前「LINEで連絡を取り合っているのですが」と言われ、「いやLINEはしてません」と答えたら、「あ、じゃあメールですね」と返事があった。LINEじゃなかったら駄目だといわれたらどうしようかと思っていたのでた…
2023.1.8記 にんじんたちはなにかを説明しようとする。「あれ、この人はどうして」となり「こういうことなのだろう」と説明する。行為の理由を知りたがる。これは別に人間が知を愛すとかそういうのではなく、単に、生き残るのに必要だからにすぎない。実際、…
2023.1.7記 AmazonでL字机を買ったので組み立てていた。 ねじをしめろと書いてあったが、しめたらメリメリと音がした。 天板に穴があいていた。 安いものには安い理由がある。Amazonはそんなことを教えてくれます。でも商品は「アイリスプラザ」のもので、割…
第一章 夏目漱石の『文学論』と、ウィリアム・ジェイムズの心理学とはきわめて深いかかわりをもつ。『文学論』はそもそも「組織だったどっしりした研究」、つまり文学とは何かという根本原理を探ろうとする科学的、実証的な、普遍を志向する探求だった。 凡…
文学とはなんたるか。 それは虚構か。いや虚構とするとどれほど多くの文字表現が見逃されることか。 この問いに関してロシア・フォルマリストはこう言った。文学とは形式だ。文学はある特殊な言語の使い方を陳列する。「汝、いまだ犯されざる静寂の処女よ」…
2023.1.4記 あけましておめでとうございます。 carrot-lanthanum0812.hatenablog.com アニメ「DoItYourself!!」はご覧になりましたでしょうか。 あの作品にはたくさんのハイテク技術と、トンカチを使ったいわゆるDIYが登場します。作品中に学校を二つ用意し…
作者と読者、テクストとそのメディア、そのテクストの文法(コード)と背景。 これら6つの要素のどれを中心的に取り上げるかによって、批評は6種類に分けられる。作家論・ニュークリティシズム・読者論・読者論・構造主義・イデオロギー批評・メタスタディ…
ハッピークラシーは造語で、クラシーは「支配」である。 従来の病理モデルから脱却し、ウェルビーンイング・生きがい・自己実現を手に入れるための科学であろうとした「ポジティブ心理学」は、立身出世のための人生訓を達成可能な目標であるとみなした。幸福…
あけましておめでとうございます。にんじんです。 にんじんブログを開設して4年になります。 youtubeやらBOOTHやらいろいろなことに手を出してきましたが今はブログとWixとnoteしか残っていません。つくづく思うのは、にんじん(ぼく)は共同作業が苦手だと…