にんじんブログ

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2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

にんじんと読む「超越と実存(南直哉)」🥕 ①~⑥

ゴータマ・ブッダ アビダルマ、般若経典、華厳経典の思想 法華経、浄土経典、密教経典の思想 竜樹と無着・世親の思想 中国仏教の思想 空海と空海以前 ゴータマ・ブッダ なぜ人間は生老病死という問題に苦しまねばならないのか。この問いに関してブッダは「自…

にんじんと読む「老荘思想と仏・道二教(森三樹三郎)」🥕

老荘、つまり道家は神の存在を信じず、祭祀や祈祷とは無縁であり、教団組織といったものはまったく持たなかった。つまり道家は哲学であり、宗教ではない。ゆえに仏教や道教とは種類の異なるものなのであるが、道家がこの二つに与えた影響は大きい。 老荘思想…

にんじんと読む「『東洋』哲学の根本問題(斎藤慶典)」🥕 序章、第一章①②③

井筒俊彦の考える「東洋」とは コトバ・分節化 存在解体後の存在論 存在の階層性 井筒俊彦の考える「東洋」とは 東洋哲学というとインド・中国・日本に限定して捉えられることが多いが、井筒はそのような枠付けを越えて<いわゆる中近東(イスラーム・ユダヤ…

にんじんと読む「老荘思想――中国的世界観(森三樹三郎)」🥕

長谷川如是閑の『老子』 長谷川如是閑が書いた『老子』は、老子解釈の原点をおさえている点で注目に値する。 老子とはそもそも実在が疑われるものであるが、明らかなことは、それが儒家・孔子の思想に対するアンチテーゼとして成立しているということである…

にんじんと読む「老荘思想における絶対的なものと完全な人間(井筒俊彦)」🥕

この記事は井筒俊彦英文著作翻訳コレクション『東洋哲学の構造』に収録されているエラノス会議講演集のひとつを「読んでみた」ものです。わかりやすいので、普通にこれを借りて読まれたほうがいいかもしれません。 第一節 第二節 儒教の意味論 第三節 老荘思…

目標を達成するということ(つれづれ)

目標達成に関する本を読んだので、せっかくだから目標達成に関することを書きたい。目標達成に関する本は目標達成について書いている。達成すべき目標は前提されている。しかし、目標というものは随時更新されていくものである。あまりにも長期的な目標は、…

にんじんと読む「僕らはそれに抵抗できない(アダム・オルター)」🥕

われわれは依存症というものを自分とは関係のない、特殊な人間だけが抱える症状だと思っている。しかしたとえばスマホを手に取る回数や使う時間は年々増えているし、しかも当人はそれらを半分以下に見積もっている。一日のうちどれぐらいスマホを操作するか…