にんじんブログ

にんじんの生活・勉強の記録です。

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時間は巻き戻らない #4

 原稿用紙一枚で書く日記。#4

 

 夢を見た。叔父家族が家に訪ねてきた。叔父が「うまい飯があるけどお前食べにいくか」と訊くからただうんうんと頷く。叔母も従妹も叔父が話すのを受けて、楽し気に言葉を返したりする。にんじんはその光景に、途中から泣いていた――どうしてって、叔父は数か月前に死んだはずだからだ。口数の多い人だった。彼が死んだせいで今年の正月は静かだった。「お前なんで泣いてんの」と叔父が言うと、叔母も従妹もまったく不思議そうに顔を覗き込んでくる。にんじんは「なんでもない」といって、ともかくその場を離れた。「なんで生きてるんだ」とはとうとう最後まで言わなかった。にんじんが気が付くと、いつもの自分の寝床にいた、あれは夢だったのだ。起き上がって、歯を磨く。そのときに思った。時間は巻き戻らない。仮に巻き戻っても、きっと命だけは置き去りにする。

 

 

存在と時間 ――哲学探究1 (哲学探究 1)

ハイデガー哲学入門──『存在と時間』を読む (講談社現代新書)

時間と空間の哲学

ベルクソン=時間と空間の哲学 (講談社選書メチエ)

時間は実在するか (講談社現代新書)

時間は実在するか (講談社現代新書)

 

 

男と女の脳の違い #3

 原稿用紙一枚で書く日記。#3

 

 男女平等という声が盛んだからこういうタイトルはある種の人々を刺激する。けれども注意しなければならないのは、これから述べるのは統計的な違いであって、個々人がどうとかいう話ではない。詳しくは下の本を参照。

 男性・女性は統計的に見て、それぞれシステム化・共感が優位であるらしい。システム化というのは分析とかそういうやつで、共感は相手の立場に立って考えることだそうだ。なんというか概ね「男性的」「女性的」なイメージと重なっている。とはいえ、男性がみんな人の気持ちがわからん頭脳明晰なやつなわけではないし、女性がみんな理屈を知らぬ聖女なわけではない。両方の能力が欠如してそうなやつはどちらの性別であろうがきっと一人は思いつくことだろう。しかしながら一応男を見かけたら理屈が好きで、女を見かけたら共感能力があると思うほうが当たる確率が高いのはたしからしい。まぁ、「所詮確率でしょ」という感じも否めないが。

 

新装版 話を聞かない男、地図が読めない女

セックスしたがる男、愛を求める女

一人になりたい男、話を聞いてほしい女

男女脳戦略。――男にはデータを、女にはイメージを売れ

共感する女脳、システム化する男脳

共感する女脳、システム化する男脳

 

 

格安スマホってどう思う?【最低限の通信環境】

 携帯電話が当たり前の時代になりました。当たり前の時代になりましたって昔からそうでしょと思っているあなたはきっと若人(わこうど)。今の時代、小学生でも携帯を持ってる時代です。

 どんだけ節約したいと願うあなたも、通信環境をなくしたいと思うわけではないはず。そもそもこのにんじんブログ自体、ネットに繋がないと見れません。しかしできるだけ安く済ませたい。

 そこで、もはやノートPCすらいらねえんじゃねえかと思わせてくれるほどに進化してきた「スマホ」。これを最低限の通信環境と名付け、安く済ませる方法を考えて行きましょう。→それが格安スマホ

 

 

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

 

 

 格安スマホってなんやのん

 格安スマホとはいいますが、格安スマホという名前で売りに出されているわけではありません。にんじんが調べた限りでは、格安スマホというのは要するに「AU」とか「Softbank」とか「docomo」とかそういうぶいぶい言ってる会社と契約せずに、通信だけを売ってくれるところを契約して使ってるスマホのこと。

 普通 → デバイス,通信 はセット売り

 格安 → デバイスは各自で買ってね。通信できるようになるやつを売るよ。

 そんでその「通信できるようになるやつ」っていうのがSIMカード。仕組みはよくわからんけれども、携帯にブッ刺すと使えるようになるやつです。こういう感じで「デバイス」「通信」が分かれてるんで楽になって経費が安くなってるんで、普通スマホよりも料金が低く抑えられているそうです。

 

 ただしSIMカードはなんにでもブッ刺せるわけではありません。プレステのメモリーカードがプレステかプテステ2かにしか刺せないように、使いたいSIMカードが刺せるデバイスは決まってます。あと、デバイスの側も、一口に「iphone」って言っても刺せないようになってたりするやつがあります。

 デバイス + 通信 と分けたおかげで「本当に刺せる?」っていうのを両方の側から確認しなくちゃいけなくなったってわけです。

判断基準は?

 値段に決まってるだろと言いたくなるでしょうが、いきなり値段で決めるのはNG。欲しい機能をとりあえず選んでみて、いくらになるかを見て、受け入れられるかで判定したほうがいいと思います。

 で、その判断基準は大体コレ。

  1.  通信速度
  2.  通信容量
  3.  データのみ? 通話のみ? どっちも?

 ②については使い放題とかもあります。どれだけ使っていいかなんて気にしながら携帯使いたくないですからね。ただし、常識的に考えて一か月で24GBも使うわけがないですよね。移動時間中にyoutube開いてても月末でようやく8GBぐらいですよ。そういう意味では10GBあれば十分という感じも。ただ、動画を見るのをやめれば3GBでも十分。ほとんど何もしないなら1GBでも苦労しないでしょう。

 悩むのは③。通話もなきゃ駄目だろと普通は思うのですが、今はIP電話があります。これはネット接続で電話するので「10秒で〇円かかるよ」とか言われる通話機能よりも心臓に良い気がしませんか?

 

 その他のこだわりとしては、「テザリング」できるかどうかです。テザリングってのはつまり、PCをネット接続させちゃうマンです。wifi飛んでない場所とか、PCが使えないじゃないですか。そういうときにテザリングを使うと、携帯を媒介してググったりできるわけです。外出してテザリングでガンガンPCを使うなら通信容量も考えないといけません。

 

 ともかく、機能をつければつけるほど利用料金は高くなります。自分にとって本当に必要なプランを選択して、可能な限り安くしましょう。

 

mobareco.jp

 

 

携帯電話はなぜつながるのか 第2版

携帯電話はなぜつながるのか 第2版

 

 

性格は状況によって変わる #2

 原稿用紙一枚で書く日記 #2

 

 その人は大体どんな人かというのを、まぁ大体「性格」と呼ぶ。筋肉質な人はこんな人、みたいなのを類型論、ビッグファイブみたいなのを特性論と呼ぶわけだけれど、この頃は性格というものが状況に応じて変わるものだということがはっきりしてきたらしい。性格の人称性である。一人称的性格はいわば自己像、二人称は関係の中で生まれるもの。恋人なんか思い浮かべよう。で、三人称はそこでの役割といっていい。要するに人は状況に応じて性格を変えている。しかも、役割は人を変えるというように、それぞれは相互に作用しあっている。もはや彼はどんな人だという簡単なことを言うにもいくらかの注釈が必要になったわけだ。ややこしいことだ。

 

 

「モード性格」論―心理学のかしこい使い方

「モード性格」論―心理学のかしこい使い方

 

 

ピアノ発表会の比喩(人間関係の完璧主義) #1

 原稿用紙一枚で書く日記。

 

 にんじんは昔、友達と「完璧主義」について話したことがあります。

「完璧主義というのは何事も完璧にこなそうとするのは良いけれども、もちろん完璧になどできない。だから成功ということが起こらない。それで全部嫌になる。完璧主義なのに完璧とは真逆の結果になる。これは人付き合いにも害があって、ある反応に対して正しい反応があるという幻覚を見ているから、誰と話すにもまるで試験されているみたいな気持ちになる。人と話す前はピアノの発表会の直前に似ている。ただ楽譜のことだけを考えて、客席のほうなど見ない。ただ楽譜が追えたか、キチンとできたか、ばかり見る。踏み外したたった一音のことをいつまでも悔やんでいる。けれどもあるときふと客席を見てみて初めて気づく。誰も演奏を聞かず、ジャン! と音が鳴れば機械的に拍手している。完璧主義ほど馬鹿馬鹿しいものはない」

 

 

質問箱を設置しました!

 にんじんブログ公開から半年になりました

 一応最初にこうこうこういう順でやっていこうと色々決めていたのですが、その計画はどんどん後ろに流れていっています。それがにんじんブログです。

 

 今月から「質問箱」を始めました!

 

peing.net

 匿名でにんじんにメッセージを送れるサービスです。別に質問じゃなくてもいいです。ご自由にどうぞ。

 ( っ'ω'c)半年経ったけれど これからもご愛顧よろしくね