にんじんブログ

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ピアノ発表会の比喩(人間関係の完璧主義) #1

 原稿用紙一枚で書く日記。

 

 にんじんは昔、友達と「完璧主義」について話したことがあります。

「完璧主義というのは何事も完璧にこなそうとするのは良いけれども、もちろん完璧になどできない。だから成功ということが起こらない。それで全部嫌になる。完璧主義なのに完璧とは真逆の結果になる。これは人付き合いにも害があって、ある反応に対して正しい反応があるという幻覚を見ているから、誰と話すにもまるで試験されているみたいな気持ちになる。人と話す前はピアノの発表会の直前に似ている。ただ楽譜のことだけを考えて、客席のほうなど見ない。ただ楽譜が追えたか、キチンとできたか、ばかり見る。踏み外したたった一音のことをいつまでも悔やんでいる。けれどもあるときふと客席を見てみて初めて気づく。誰も演奏を聞かず、ジャン! と音が鳴れば機械的に拍手している。完璧主義ほど馬鹿馬鹿しいものはない」