にんじんブログ

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「トレロカモミロ的」

 Twitterでこんなことを話していた。

 

 美味しんぼの山岡は理想の男。普段はぐ~たらだけどやるときはやる」

 

 これはにんじんが言った言葉。

 美味しんぼは解説の必要がないほどの、料理漫画オブ料理漫画。最近では福島原発のことでニュースになり、あれ以来休載しているらしいが、それはどうでもよろしい。

 にんじんが美味しんぼの山岡を理想の男だといったのは政治思想であるとか、料理の腕前がどうのこうのではなくて、普段はぐーたらだけどやるときはやる、という性質を指していた。たとえば少年ジャンプで連載していた銀魂坂田銀時などもそれに類する性質をもっていると思われるが、彼は普段は恐ろしく適当な人物に映るが、肝心な場面では猛烈な力を振るって問題を解決する。

 銀魂はギャグに偏りすぎて銀さんのこの性質が失われてはいるが、初期の銀さんは間違いなく理想の男だった。「知らねえよ。ジャンプ買いに行ってくるわ」と言いながら裏ではしっかり仲間を助けている。感謝する暇すら与えず、助けた相手に散々言わせ、お互いに貸し借りのない普段通りの関係に戻してしまうのも、銀さんのかっこよさのひとつだった。山岡にもそういうところがある。「そりゃないっすよ~」と言って新聞社のみんながハハハと笑って終わるオチを、美味しんぼで何度見たことだろう。まあ、美味しんぼの場合は記憶喪失かと思うぐらい山岡を無能扱いするので微妙な違和感があるが、あの独特な雰囲気がクセになる。

 

 読者諸君もこういう人間に憧れを持つこともあろうと思うが、にんじんはずっとこういう人物像を的確に表現する言葉を知らなかった。そしてつい先日、にんじんはそれをフォロワーに聞いたのである。

 

トレロカミモロ

 

 いきなり何を言い出してんだ、と言われそうだが、これはれっきとした楽曲である。wikipediaのページもあって(トレロカモミロ - Wikipedia)、NHKみんなのうたでも放送されていたらしい。

 「トレロ」とはイタリア語で闘牛士を意味する。トレロカミモロとは、闘牛士カミモロに関する歌である。では歌詞を見ていこう。

 

トレロカモミロ
     
作詞:F・マレスカ
訳詞:阪田寛
作曲:M・パガーノ
編曲:越部信義
NHK楽譜:第11集
水星社楽譜:第14集


▲ランララランララ ランララランラン
ランララランララ ランララランラン
ランララランララ ランララランランラン
オレ!
牛は黒牛 すごい鼻息
五人がかりで 連れてきたが オレ!
牛と戦う 男はどこだ
お客はどなる 早く出て来い
オレオレオレ!

◆その名たかき トレロ カモミロ
男の中の 男だけど
トレロ カモミロ とてもねぼすけ
戦いよりも ひるねが好き

▲ 繰り返し


トレロ カモミロ あくびしながら
闘牛場へ 出てはきたが オレ!
牛に背をむけ ごろりねそべり
それじゃみなさん おやすみなさい
オレオレオレ!
    
◆くり返し
    
▲くり返し 


牛はカンカン  角をふり立て
カモミロめがけ 突いてきたが オレ!
片手でちょいと 牛をころがし
これは素敵な 黒いベッド
オレオレオレ!
◆くり返し
    
▲くり返し
    
オレ オレオレオレ!

 

 闘うより寝てることのほうが好きで、牛の前に出て来ても「おやすみなさい」と言ってしまうカミモロ。職務放棄もいいところだが、心配ご無用。牛が突進して来ても片手で転がせるし、それどころか牛をベッドにして寝てしまう。

 

 このトレロカミモロだが、これに関しては必ず次のサイトが引用される。

www.asahi-net.or.jp

 

 ここにおいて、

私はマンガや、小説などを読むと、必ず好きになるキャラクターが、
ことごとくトレロカモミロそっくりの性質を持っていたので
私はいつも「トレロカモミロ的」と、表現しています。

どんなキャラかというと、
 「あることに関して尋常ならざる才能がある
にも関わらず、本人は別のことに夢中で
でも周りが才能の方を使わせたがる
のでちょっとうんざりしてる
でもやるときゃやる奴」

  という言葉がでてくる。

 そこでにんじんも、今後の人生でこの言葉を使うことにしようと思う。

 トレロカミモロ的なキャラクターがおりましたら是非Twitterにてお知らせください。