にんじんブログ

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まだ取り返せる! 使わない収入印紙の払い戻し

 本日のテーマは収入印紙です。

 

 そんなもの使う機会がないよと思われるでしょうが、

 実はにんじんは一度だけ高額の収入印紙を手に入れたことがあります。

 それは行政書士登録申請書」に貼る収入印紙です。

 

 あの恐ろしいほど高い参入障壁はいったいなんなんだと思えるぐらい、登録にお金がかかる行政書士。試験に合格して喜び勇んで書類を作ったのはいいものの、必要なものがどんどん出て来て嫌になってしまうことはまぁありそうなことです。

 

 そんなときは

印紙税過誤納確認申請書」

 を税務署に提出しましょう!

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印紙税過誤納確認申請書

 書き込むところは赤枠の部分です。

 文書に印紙を貼り付けてある場合の区分は「1」、それ以外は「2」を。

 名称の部分には書類のタイトルをお書きください。

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過誤納になった理由等

 過誤納になった理由は国税庁のpdfに一緒になってついているこちらをご参照ください。

 

 

  1.  3枚を記入
  2.  税務署へ提出
  3.  お金が返ってきます。

 

 話によれば、お金が帰ってくるまでに一か月ほどかかるということです。

 

carrot-lanthanum0812.hatenablog.com

 

carrot-lanthanum0812.hatenablog.com

 

世間話は「そりゃそうだろ」が基本

 この頃はいかがお過ごしでしょうか。

 

世間話

 しばらく前に、といってももう記事も削除してしまったかもしれませんが、にんじんは世間話というものについて書いたことがあります。人と話すのはなかなかつらいもので、沈黙ばかり続くとどうもつらい。なんとかしないといけないと思って対策を考えて来たのですが、いや、しかし実のところ、大して役に立たなかったのではないかという風に今となっては考えております。このときはこうする、あのときはああするといくら分類したって甲斐がないことに気が付いたのです。

 

※消してませんでした。

carrot-lanthanum0812.hatenablog.com

 

 昔からそうなのですが、どうも周りの人は世間話がうまい、と感じてきました。よくもそこまでぺらぺらと話せるものだなと感心していたのですが、話の中身を聞いてみると案外、深い話をしているでもない。最近ようやく知ったことですが、誰も世間話の内容など覚えてもいないし、ついさっきまで何を話していたのだか、話の直後にも思い出せないという向きもあるほどで、世間話というのは重要なのだかなんなのだか、判然としません。ところがどうも世間話というもののキモは、その中身のなさにあると言ってもよい、という気がするのです。

 

 たとえば「あっ」と出くわしたと思ってください。当人、外出中という仮定であります。そこでこういう風に切り出すことがある。:「あぁ、お出かけですか?」

 外出してるんだからお出かけに決まっています。それをわざわざお出かけですかと訊く。答えはイエス。これも当然。「どこまで?」「いや、ちょっと頼まれごとで」「はぁ。頼まれごとですか。はは、それじゃあまた」という風に続く。別になんと続いても構わない。別段どこに行くか興味があるわけでもない。頼まれごとがなにかもよく知らんでいい。そういうもんです。

 ちょっと気温が低くて、体が冷える。「いや、今日は冷えますね」

 街に出掛ける「今日は随分人が多いですね」これも良い気がする。

 

 すべてに共通して言えることは、

 そんなもん当たり前だろうが

 ということを話題にしている、ということです。

 

 世間話のネタとして、こういう記事がありました。

next.rikunabi.com

…気候
…道楽(趣味、テレビ、映画、スポーツ)
…ニュース
…旅
…知人
…家族
…健康
…仕事
…ファッション
…グルメ
…住まい、暮らし、家

 

 「気候」なんかはまさに世間話。「今日はよく晴れましたね」といっても、上を見りゃ誰だってわかる。「最近肩が痛くってね」といっても、やっぱり同じ年の頃ならわかってくれるでしょう。

 世間話のキモは「そりゃそうだろ」であって、話すきっかけさえつかめれば別にそれで構わないのです。こういう風にいうと切ない気もしますが、多分たいていの場合、誰も覚えちゃいません。話題に困ったら当たり前のことを言えばいいのです。天気あたりが一番ちょうどいいです。

 

素朴な疑問・「国会」っていつ開かれてるの? & 選挙カーの効果

 今回のテーマは「国会」です。

 なんだ政治的な話だな、という感じですが、思想がどうとか面倒な話はしません。

 

 

 

 そもそも、国会というのはいつ開かれているんでしょうか。

 それは「1月~6月」です。1月、2月、3月は来年度の予算を決めるのが大切な仕事です。法律の審議などもします。国会は現在(2019年4月末)、第198回国会が開かれていて、議案はこちらで見ることもできます。この定期的に必ず開かれる国会を通常国会といいます。テレビ中継では寝ているおじさんたちを見ることができます。

 期間の延長は一回まで可能です。

www.shugiin.go.jp

 

 半年しか働いてないんか、というとそうでもありません。臨時国会というものがあります。審議が必要な法案があったり、予算を変更したりするときに開かれます。延長は二回まで可能です。修正された予算は「補正予算」と呼ばれます。なんか聞いたことがあるワードですね。

 細かいですが、衆議院が解散して総選挙した後に新しい内閣総理大臣を決める時に開かれる国会は〈特別国会〉といいます。解散するぜとなってから四十日以内に総選挙があり、それから三十日以内に特別国会があります。延長は二回まで。

 また、衆議院が解散している最中に緊急事態が起こったときに開かれる参議院だけの国会参議院の緊急集会〉もありますが、これは今まで一度も開かれたことがありません。また、緊急集会での内容は、あとで衆議院に承認される必要があります。

 

 

 

国会議員の一日

 眠ることが仕事のように見える国会議員ですが、一体何をしているのでしょうか。

www.nhk.or.jp

 

 例としてあげられているさわやか太郎さん。

〈午前7時〉 衆議院赤坂宿舎玄関

〈午前8時〉 若者党政策審議会

〈午前8時50分〉 国会議事堂入り

〈午前9時〉 衆議院委員会

〈正午〉 国会ツアー 

〈午後1時〉 衆議院本会議

〈午後3時〉 国会内の議員事務所

〈午後4時〉 国会内会議室 超党派議員連盟会合

〈午後5時〉 国会内議員事務所 委員会質問の打ち合わせ

〈午後7時〉 居酒屋 若者党懇親会

 

 

 土日などは地元でのあいさつ回りなどをしているらしい。

 まとめてみると、本会議前に審議会→委員会で中身を詰めておいて、本会議のあとは政治トーク、そのあとは明日の準備で終わり、という感じがしますね。

 

衆議院参議院のこと

 

まずは基本的な情報から確認です。

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基本的な情報

 衆議院は任期が短く、また参議院とは違い解散することがあります。これは国民の意見をすばやく反映させるための仕組みです。逆に参議院はずっしりと腰を落ち着けて、チェックをします。

 そうとはいえ、実は衆議院の優越」と呼ばれるように、衆議院のほうが参議院よりも強かったりします。どうしてかというと、参議院で否決されようが、衆議院で再可決すると法案が通るからです。

 

本会議はシナリオ通り

 テレビ中継されている本会議ですが、あれは基本的にシナリオ通りに進みます。本会議をスムーズに進めるためにいろいろしているのが、国会対策委員会(国対)」議院運営委員会(議運)」です。

 国会対策委員会は各政党にある機関で、審議の進め方や日程調整などをします。政党の間でいろいろ話し合いをしますが、この内容は非公開です。

 それをもとに、議院運営委員会で発言の順序や時間など、シナリオを作ります。

 

 ですが、もちろんシナリオ通りにいかないこともあります。

 異議がありますかと聞いて「ないです」のはずが「あるぞ」と言われたりします。それをうまく取りまとめるのも議長の仕事だそうです。そのようにして見てみると、国会中継にも「あっシナリオから逸れたぞ」というような「注目ポイント」がいくつかあるのかもしれません。

 ちなみに一問一答形式で行われる質疑の内容も決まっています。質問を受ける議員は各省庁の官僚に答弁書を作成してもらうのです。

 

うるさいと評判の選挙カーの効果

あまりにもうるさく、会話や昼寝を邪魔されたり、歩いているだけなのに話しかけられたり、多くの人にとって実に面倒な存在です。しかし残念ながら、どれほど有権者に迷惑でも彼らが車を走らせるのは、それに効果があるからです。

www.huffingtonpost.jp

 選挙カーでやかましく動き回っても好感度は「変わらず」、しかも得票率は「上がる」のだから、候補者がよろこんで車を走らせるわけです。要するに多少迷惑でも誰も覚えていないけれども、名前だけはなんとなく記憶に残っているため、投票してしまうわけです。

 この実験を受けて、

 以上のとおりですので、私は「名前を連呼する選挙カー」を見かけたら、その候補者には投票しないように呼びかけています。

http://agora-web.jp/archives/2037742.html

  と書いている人もいます。

うるさすぎる人には「絶対投票しない」選挙活動への不満が続々 - ライブドアニュース

約6割が選挙カーによる選挙演説は「不要」と回答|ニフティニュース

 

 

 選挙にまつわるお金事情

 誰でも立候補できるような気がする選挙ですが、面白半分で参加したりすることがないように、供託金という防止策があります。

 たとえば都道府県議員に立候補するためには法務局に60万円を納めなければなりません。選挙の結果、有効得票総数の10%未満しか得られなかった時はそのまま没収です。これが衆議院などになると、供託金は300万円以上になってきます。

 政治家になるためのルートは主に二つあります。:

  1.  議員秘書となり、経験を積み、その議員の地盤を引き継ぐ。
  2.  地方議員となり少しずつ人脈を作り、知名度を上げていく。

 そういう風に考えると、国民がいきなり国の政策に手を挙げて「俺が変えてやる」などといっても普通は無理だということになります。自分の希望を叶えてくれそうな有力な議員を通じて発信していくことになるわけです。「不満なら立候補しろ」というのは相当難しいことになります。

 また、供託金以外にもお金がかかります。選挙カー(あんまり使わないのでレンタルがほとんどらしい)はもちろん、人件費、選挙事務所の費用、通信費、広告費。一般的な市議会議員選挙で200~800万円程度の出費があります。

選挙に必要な費用 | 選挙に立候補すると様々なお金がかかります。

 

選挙活動を支える「選挙カー」のルールや工夫を製作会社に聞いてみた | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO

 政党ってなんだろう

 ところで、立候補者はたいていどこかの「政党」に所属していますよね。政党っていったいなんなのでしょうか。政党なんて胡散臭いものは取りやめて、議員それぞれが自分の立場で動くほうが良いんじゃないの、なんて声も時折聞きます。

 「政党」というのはどういうもので、どういう意味があるのでしょう?

 

 

 日本は民主政治(Democracy)です。これは一つの国の統治形態の名前で、選挙によって選ばれた代表者が政治をします。それ以外には、貴族だけが政治をする貴族政治であるとか、一人がすべてを決める独裁政治などがあります。

 国民全員が代表者を通じて国内政策や外交をするということです。そうすると、国民は自分の希望を実現してくれそうな候補者に投票することになります。

 

 美容師業界において、あまりにも有資格者が増えすぎてしまったために「もっと敷居を高くしてほしい!」となったことがあるそうです。美容室を簡単に開けないようにする法律が望まれたわけです。

 他のさまざまな業界も、様々な要望を持っています。こういう風に、さまざまな要望を出して行くことを利益表出機能といいます。このとき、団体が議員一人ひとりに要望を提出して回っていては手間がかかってしまうので、政党という集まりが必要とされるひとつの理由になっています。

 また、今度はそうした要望を取りまとめなければなりません。意見を集約し、整合性があって、矛盾のない政策を作り出す。このことを利益集約機能といいます。

 たくさん選ばれたなかで、ひとりひとりがてんでバラバラに動いていては手間がかかってしまうので、ある程度まとまって、力を集めようということです。

 

 ひとつの問題に対して「こうしよう」「ああしよう」というのは政党によって変わってきます。それで、政策もそれぞれ異なってきます。よく耳にする保守とか革新とかは、そのシンプルな色分けです。

 たとえば国防。

  •  保守は国防費を増強しよう/革新は軍縮をしよう

 たとえば経済。

  •  保守は自由競争/革新は福祉

 たとえば文化。

  •  保守は伝統重視/革新はグローバルに

 

 保守と革新と簡単に分けていますが、もちろんそれぞれの要望はこれらがミックスされたものでしょう。政党の提示するプランをじっくりと見て、自らの考えのもと、一票を投じましょう。

 

知っておきたい 選挙制度の基礎知識 (確認用問題集・ミス事例集付)

知っておきたい 選挙制度の基礎知識 (確認用問題集・ミス事例集付)

 

 

 

carrot-lanthanum0812.hatenablog.com

 

2019年4月末 にんじんブログからのお知らせ

 にんじんです。

 

 今日で平成が終わりますね。

 

 今月でにんじんブログ公開から八カ月目です。

 令和元年のにんじんブログについていくつかお知らせがあります。

 

① 毎週金曜日は更新がおやすみになります

 

 9月の公開から毎日更新を続けてきましたが、それも一旦おやすみです。

 理由はこちら。

 

② にんじん放送局を令和元年五月一日に公開します

 

 にんじんのYouTubeチャンネルです。

 公開します、といいましたが、本当に公開するだけでしばらくは動画の更新はありません。また、恐らく動画らしい動画はほとんどないと思われます。

 

 主に、にんじんが作ったおはなしを公開する場所にします。

 他にも旅行で行った場所で撮った動画や、その他、動画にしたほうがわかりやすいなというようなものもアップする予定です。

 にんじんブログを金曜日におやすみするのも、にんじん放送局のほうに少し時間を回したいからです。よろしくお願いいたします。

 

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バランス感覚 #26

  原稿用紙一枚で書く日記 #26

 

 「世界中の女性を自分のものにしよう」という人の希望が叶うことはまぁありそうにない。しかしそういう希望を持つことはできるし、努力することもできるだろう。問題は実現しないことだけである。

 実現不可能な願いを実現不可能だと教えてくれるのが理性である。一言で表現するならば、理性は対象との〈間合い〉をとるはたらきといえる。ところが残念なことに、理性の判断が誤っている場合もある。ならば世界中の女性をわがものにできるかもしれないのか、というとやっぱりありそうにないわけだが。

 アリストテレスがニコマコス倫理学でいった『中庸』という概念がここにある。欲望に忠実過ぎる感情と、わりかし落ち着いている理性。欲望のままに行動すれば破滅するし、空が落ちてくると考えて外出できなくなったらしょうがない。問題は二つのバランスであって、調和のとれた状態がもっともよろしい。

 

 

お金のつかいかた #25

 原稿用紙一枚でかく日記。#25

 

 お金を貯める最も確実な方法はなんですかともし訊かれれば「お金を使わないことです」と答えるだろう。中には「お金は使えば使うほど貯まる」と言う人がいるそうだが、既に貯まっている人間の理屈という感じがする。使わなければお金は貯まるのは当たり前のことだ。貧乏な我々にできることは「使わなくてもいいお金は使わないこと」だけ……。

 いや、しかしどうにもこの頃考え方が変わってきた。以前はとにかく使わないことに重点を置いていたが、最近は「使うべきところに使う」ことのほうが大事に思える。一定の金額までなら、やはり使えば使うほど便利になる。煩わされない。一方で余計な買い物をしようとするとき「こんなことにお金使ってる場合か?」となる。大事なものに、お金をかけよう。

 

 

クルーグマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫)

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