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雇用主、管理会社、役所という三大敵(日記)

2022.10.22記

 雇用主、管理会社、役所は人生の三大敵である。一人暮らしをはじめる読者諸君は覚えておくときっと役に立つだろう。この世に悪い人間がいるといって、当たり前みたいな顔をして害をなす連中はこの三者である。

  •  雇用主は可能な限り安く働かせようとする。善意に頼って軽い残業代ぐらいは普通にサービスさせるし、労働者の無知に頼って無理を押し付ける。最低賃金が上がらなければ賃金を上げないような会社、お気持ちを重視するくせに設備など実際面をまったく整えようとはしない会社。無意味に規則を守らせることだけは熱心にチェックするのに、労働環境を整えることは一切しない。はっきり言って、何時間働いたかは自分でメモしておき、給料明細でしっかりすべて払われているかどうか確認したほうがいい。『勘違い』で残業代を平気で減らしてくる。もしかしたら本当に勘違いかもしれないが、結果としては同じことで、あなたはタダ働きをさせられる。有給を入れたから給料が出るだろうなどと考えるのは甘い。善意を期待してはいけない。給料明細を見て、すべてもらっていることを確認すること。会社には、法律に従って粛々と、当たり前のことをしていただく。
  •  管理会社は、実際のところ、肝心なことはほとんど管理していない。避難器具に多少問題があったところで、それを業者から報告されても決して修繕したりはしない。費用がかさむとオーナーの利益が減るからだ。きれいな壁は見てくれだけで、上から新しいシートをかぶせただけだし、時間の概念は「午前」「午後」「夜」ぐらいしかない。お約束も何もできない。絶対に、入居前の異常は写真に残しておくこと。徹底的に写真を撮り、異常があれば即管理会社に文句を言うこと。また連絡すると言われたらいつ連絡をしてくるのか、はっきりさせること。彼らとのコミュニケーションは、同僚とするコミュニケーションとは違う。愛想笑いは必要ない。決して激怒せず、ただ淡々と、法律に従って、自らの権利と相手の責任を強調し続けること。そうしなければ、自分たちの管理ミスなのに、「それは消耗品で、規則にもそう書いてあるんですよ」などともっともらしいことを言って、修繕費を折半しようとしてくるだろう。彼らがすすめる火災保険は基本的に割高なので、できるだけ安く住みたい人は乗り換えをおすすめする。
  •  役所はものすごく仕事が遅く、雑である。こちらから連絡しないと絶対にまともな対応は受けられない。なにかやりとりするときは「いつ連絡するのか」「次は何をするのか」「期限はいつか」をはっきりさせておかないと後悔することになるだろう。「これでいいですね」と言って、「いいです」と言質をとるのも重要である。役所の受付はさすがに接客に慣れた人も多いが、ちょっと中に入るとまともな対応は期待できない領域に入る。タメ口はちょろちょろ出るし、失礼なこともほいほい言う。その気楽さはいいところでもあるのだが、話がなぁなぁになってしまうことがある。

 

 善意は絶対に期待せず、話をなぁなぁで済まさず、証拠をきっちり揃えて確認し、問題があれば即電話で確認する。こうしないと、彼らは動かない。管理会社はとてもひどい。彼らが頼む業者はさらにひどい。修理業者は勝手にものを動かし、床に木のクズをばらばら垂らしたまま帰っていく。前に日記でも書いたが、マンションの管理者と名乗る人間がいきなり合いかぎを使って踏み込んでくることがある。何も悪いことをしていなくても、そういう目に遭う。