就業規則とは、労働者の就業上遵守すべき規律及び労働条件に関する具体的細目について定めた規則のことです。
当たり前ですが、就業規則は労働基準法を守らないといけません! 規則が労働条件の具体的内容を定めるといっても、労基法以下では働かせられないわけですね。ただ、そうはいっても就業規則が強いルールであることは確か。労働基準法が日本全国のグローバルルールであるのに対して、就業規則はその仕事場のローカルルールといってよいもので、いわば「職場の労働基準法」です。全国版の労基法を守っている限り、このローカルルールのほうがあなたにとって身近なものなのです。
このグローバル・ローカルの労働基準法という見方をすると、就業規則のことが見やすくなるかと思います。
【作成と提出】
労働者を10人以上使っていたら作成義務が発生します!
職場のみんな(労働組合か、労働者代表)に意見を聞きつつ就業規則を作ったら、こんな意見があったよという書類をぺたりと貼り付けて、労働基準監督署に提出です。グローバルの親玉に見てもらわないといけませんからね。
【記載すること】
- 絶対に書かないといけないのは、①始業と終業時間、休憩、休日、休暇とかとか。②賃金の計算と決定、お支払いの方法などなど③退職のこと。(絶対的記載事項)
要するに、(1)「働いていない状態」を決めて「働いている状態」がいつだかはっきりさせている (2)支払われる基本的な賃金のこと について書かないといけないわけですね。
- そのほか、グローバルとは違う定めがしたければきっちり書きます。(相対的記載事項)
↓ 社会保険労務士(社労士)のテキストのなかでにんじんがおすすめしているもの
みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2019年度 [働き方改革関連法対応] (みんなが欲しかった! シリーズ)
- 作者: TAC社会保険労務士講座,小野寺雅也,滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る