思いがけず短くなったので「(ちょっと)」とつけた。
甘味・塩味・うま味の三つが好まれ、酸味や苦味は好まれずらい。なにがおいしいかというのはこれを基本(生物的条件)にして、経験的に定まっていくことで、生涯通じて変わっていくものだろうと想像される。
おいしさの科学
「おいしさ」を感じるのは脳である。
- 食品側の要因 味・テクスチャー・温度・見た目・音
- 人側の要因 生理的要因・心理的要因・背景要因(食経験、食習慣)
- 環境要因 自然環境、社会環境、人工的環境(食卓、食器、部屋)
さまざまな要因を統合して、おいしいと感じられる。
味覚はその要因のひとつにすぎない。味覚は「甘味」「塩味」「うま味」「酸味」「苦味」から成る。最初の三つは、糖分、ミネラル、アミノ酸や核酸、といったもののシグナルになっている。一方、苦味や酸味はふつうには好まれないが、経験的に安全だとわかれば食べられるようになる。つまり、おいしく感じられるようになる。
おいしさは生体維持のために備わった快感だといえる。食べてよいものかどうかを判別し、脳は食欲を生み食べさせる。