にんじんブログ

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にんじんと読む「美術解剖学とは何か」

 美術解剖学とは、美術のために応用された解剖学のことである。

 つまり、視覚芸術を対象とし、そのために解剖学の内容が調整されている。これを学ぶ意義は当然、解剖学的知識によって作品に表現された人体の写実性が向上することであろう。そしてデフォルメする場合においても、人体構造を理解したうえで行えば実存感のある形になる―――つまり、美術解剖学の意義とは作品を鑑賞に堪えるもの(優れた造形をいつまでも観察することができる)にすることができるということである。生体を観察したときに、その起伏が何によるものなのかという内部構造を知ることができる。