2023.07.18記
この頃、ほぼ意識がないので、いかにも「自然体」という感じで良い。コンビニの店員とは二度と出会わないと知っているし、職場の人々とはそんなに長い付き合いにならないことがわかっているし、ちょっと失敗しても有名人でないのだから延々とネットでネタにされることもない。金はないよりあったほうがいいが、しゃかりきになって頑張っても大した額を稼げないことはよくわかっている。文学者にもなれず、研究者にもなれず、漫画やアニメのような色恋沙汰などないし、そもそも一人の人間に入れ込むということがいまいち理解できない。アイドルのファンというわけでもなく、なにかの専門家というわけでもなく、病気をしないわけでもない。人は死に、死ぬときはそれなりに苦しいだろうけれども、避けようがないので、それなりにやっている。大学まで出してもらったのに、大した人物になれないので、ちょっと親には申し訳ないと思うものの、やれることはやったつもりであるし今もやっているのだが、夢や希望といったものを胸に抱いているというよりは宝くじを買うようなもので、うまくハマればうまくいき、ハマらなければうまくいかないものと思っている。買う努力はできるが、当たる努力は人間にはとうていできない相談だ。
なんとなく無気力で、しかし何もやっていないわけではなく、あきらめたような、あきらめないような、まじめなような、まじめでないような。別にどちらでもよい。やれることをやる以外にやれることはなく、そうやって毎日が過ぎていく。
NOVEL DAYSで小説を書いている（感想をお待ちしています）。
