読書日記。精読してません。
- 本を読む人だけが手にするもの
- 8時間睡眠のウソ。
- 図解雑学 見た目でわかる外見心理学
- ツチヤ教授の哲学講義
- 格差社会を生き延びる””読書””という最強の武器
- 28歳貯金ゼロから考えるお金のこと
- LESS IS MORE
- お金上手な生き方
- マンガで読むタイムマシンの話
- データ分析の教科書
- 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門
本を読む人だけが手にするもの
なぜ本を読むといいのか?
- 今の社会は「みんな一緒」ではなく「ひとりひとり」の幸福を決めていく。だからその軸となる教養として読書が欠かせない。
- 自分の幸福を決めるためには【幸福の定義、現在の自分がどの地点にいて、どちらの方角を目指し、どこまで達成すればいいのか】を自分で決めることが必要である。だから読書が欠かせない。
- 自分で決めることと、読書をすることには深い相関がある。
感想:
「それにしてもこの人、テレビやゲーム大嫌いやな」
ただ、本当に言いたいのはやりすぎはよくないということだろう。にんじんもそう思う。親が一日中ごろごろテレビを見ているときは「他になんかせんかい」と言いたくなる。言わないけど……。
そうとはいえ、にんじんとしては「読書ってこんなに期待できるもんじゃないよ」と思う。集中力が上がったり、バランス感覚がどうだの、報酬が上がるとか、そんな効果を実感したことは一度たりともない。むしろ本で読んだだけの『知識』が邪魔になって判断が遅れたことならある。
本を読む心構えで大切なのは「そこらへんのオッサン、オバサンが書いた」という気持ちだと思います。街を歩いているどこにでもいそうな人たちの誰かが書いている、と思うと「これこそ真理だ!」などと簡単には考えません。「随分大層なこと書いとるなオォン?」となる。本にはあんまり期待せずに、自説の補強に使ったり(異論を探す)、自説を広げたりするのに使うと便利です。
たとえば「パンツなんて毎日かえなくていいよな」と思ったら、とりあえず適当にネットで「パンツ 毎日 替えない」などとやって、調べ、適当なキーワードを見つけ、Amazonとかで探し、図書館に行けばよい。すると「パンツを替える理由」どころか、パンツの歴史まで知れるかもしれない。理屈に納得したら「パンツを毎日替える派」になればいいだけである。納得したならその本はもういらない。
8時間睡眠のウソ。
ひたすら読みづらい。
「8時間睡眠のウソ」って、でかでかと書いておいて中身は別にそれがメインじゃなくて、知識を色々な文章引き伸ばし術とともに羅列している本。しっかりとした睡眠の構造「メジャースリープ」とやらをメインに据えてそれを主軸に8つの事実を紹介すれば良かったのに、打ち合わせはなかったのだろうか。
にんじんが単刀直入な話を好むだけかもしれない。ただ、「〇〇する方法」という看板を出してる店に行って1400円程度出したと想像してほしい。
そこで「〇〇というのは大変興味深いものでして~」という導入をされたら……。
( っ`ω´∩)はよ言わんかい!!!
本も基本的にはそれと変わらない、と思う。
図解雑学 見た目でわかる外見心理学
人に自分の状態を誤解させるために心理学に興味があって手に取った。
・外見から人の心を読み取る
・目と表情から人の心を読み取る
・動作と姿勢から人の心を読み取る
・化粧と服装から人の心を読み取る
図解雑学シリーズは色々出ているけれど、「Q→A」が積み重ねられているだけで体系的な知識はまったく身につかない。体系性がないということは他と繋がらずにそれだけ浮かんだ知識だから記憶保持しづらく忘れやすい。すなわち読んでも忘れる典型的なパターンであるが、でもそもそも最初からタイトルに「雑学」と書いているのだからそれは覚悟しないといけない。
図解雑学は興味あるものをひとつ見つけて、深堀りしていくのに使うといいような気がしています。
ツチヤ教授の哲学講義
面白いので是非読んでほしい一冊。
まさに「治療としての哲学」を体現したような本で、哲学問題ってそもそも問題にすらなってないよ、無意味な問いだよと言ってくれます。難しい言葉を一切使わずに。
哲学というのは理論をこしらえて、その理論をもとにいろんな問題に答えていくようなところがあります。ところが治療としての哲学はそうではなく、にんじんたちと同じ地点に立って「それって無意味でしょ?」と哲学問題自体を破壊していきます。哲学の問題というのは言語にまつわる誤解によって起きる、とされます。にんじんも一応その立場のつもりですが、やっぱり上から全部を説明する理論を提出したい欲求を感じます。
格差社会を生き延びる””読書””という最強の武器
【今の日本の格差社会を生き延びるために、本書は絶対に欠かせません。】
と書いています。なんかすごそう。
読書をすることで得られる恩恵
「新しい視点や考え方を与えてくれる」「筋道を立てて考えるクセがつき、説得力を持った話し方ができるようになる」「常に、考える力が身につく」「文章を読み解く力がつき、文章の理解力が上がる」「成功者の考え方が身につく」「過去の失敗を、本で体験できる」「人間本来のあり方が身につく」「他人の事例が学べる」
と書いてます。なんかすごそう。ともかく、注目すべきは「身につく」というワード。知識については書いてなくて、考え方とか視点とか考える力とか、抽象的なことが挙げられています。ハァなるほどという気がします。本で読んだ知識なんてすぐ忘れますからね。
さて、タイトルにも出て来ている格差社会という言葉ですが、これは貧富の差のことです。貧富の差とは、この本においては年収の差です。この年収の差が、教育の差に影響して来ているという事実を指摘します。だからこそ、勉強しなければどんどん下流に流されてしまいますよという理屈です。
そうとはいえ、教育の差を表すものとしては東大生の親の年収を採用しています。親が金持ちなら子はいい大学に行くよなということを示すにせよ、今の「ワタシ」が勉強しなければならない理由にはなっていないように思われます。感覚としては読書すれば効果があるよなというのはものすごいわかるんですが、筋は通ってません。読書していない東大生はいないのか、読書していない東大生・高学歴に対してこの本はどう説得力をもつのか、が疑問です。東大生ならわかってくれるということなのか。
細かいですが「絶対的な答えがないことをあえて考えるのが哲学」という考え方は違うと思います。これはツチヤ教授の本のほうがいいこと言ってます。
感想:
読書が大事だと既に思っている人は読まなくてよいし、読書が大事だとさほど思っていない人は多分読まないのでは……?
28歳貯金ゼロから考えるお金のこと
図書館がなければ絶対に読まない系の本です。Twitterじゃなくて、これは出版物なので、有料なので、もう少し配慮があってもよいのでは、というのが総評です。
以下はその理由です。読んだ直後のテンションで書いてます。文句なのでそういうのが見たくない方は次の本へスキップです。
借りてきた本読んでブチ切れてる
— 厭世にんじん🥕 (@carro_lanthanum) 2019年1月11日
まえがきから読者を煽ってきます。人生は一度きりだ、Aさんの人生とBさんの人生どっちを選ぶ? そのように二者択一を迫ります。どっちかしかないように見せます。Bさんは起業している、Aさんは雇用されている。Aさんは独身を寂しく思い、Bさんは結婚し息子を留学させようかななんて考えているらしい。まったく対比になっていません。企業に務めていて何が悪いのか、独身で寂しいと決めているのは何故? 「どうする? Aさんにする? Bさんにする? 人生は一度きりだよ? ここで本を閉じてもぼくは構わないけど? 好きなほうを選んで?」みたい。にんじんはこういうのをものすごく良くないと感じます。Aさんに近いなぁと思う読者がいたらどう思うだろうとか、何も考えないんでしょうか。
後の文章も読みました。収入を増やす、支出を増やす、投資する。でも収入をいきなり増やせないのでまずは支出管理。インデックスファンドがおすすめ。長期投資しようね。という話です。マイホームのこととか、自動車をやめるのだとか、ミニ株を持ってみるんだとか、とても基本的な戦略だと思います。ギュッと内容を詰めればブログで十分だと思いますが、著作物はやはり儲かるのでしょう。
LESS IS MORE

LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。
- 作者: 本田直之
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書かれている内容はほとんどタイトルから想像できる通りです。ただ拠点を2つもつ「デュアルライフ」というのは初めて聞きました。別荘との違いは「仕事と休暇の違いがないこと」だそうで。別荘は休暇中に行くけど、ってことですね。要するに「こっち用の家」「あっち用の家」って感じ? (安いにしても、家を2つ持つってすごいぞ)
- 世界幸福度調査で日本は81位。労働時間が~とあるのでフンフンと見てたら、アメリカが14位でした。アメリカと日本でかなり差があるのには驚きました。こういうのをきっかけに国同士の比較とかをすると楽しいかもしれません。
お金上手な生き方
項目別に分かれていて興味あるところをぱらぱらと眺めていたのですが、
差額ベッド代は治療上の必要がなく、患者が希望している場合にしかかからない
と書いていて、ひっくりかえりました🍄 本当に!?
厚労省から通知が出ているようですね。病院から入院を拒否されたりしようもんなら地方厚生局へ行って「なんとかしてくれ」と言えばいいのだそうです。ほ~。
マンガで読むタイムマシンの話
読むのが楽で、漫画大好き!♪L( ^ω^ )┘└( ^ω^ )」♪
※ただし、情報量は圧倒的に少なくなる。
読んだ感想:
なるほど、わからない。
とりあえず光よりも早いやつが見つかればタイムマシンもあるよみたいなことなんでしょうか。ミンコフスキー空間のことは随分前に勉強しましたが、まったく覚えてませんね。あんまり物理学に関心がないのかもしれません。
でも、関心がないということは、いろいろ調べれば新しい何かが見つかるかもしれません。ちょっとしばらくは物理の本を借り続けてみましょう。
データ分析の教科書
データ分析五つのステップ。①準備する = 何の目的で? どんなデータを集める? ②集める ③分析する ④表現する ⑤伝える = プレゼン
この順序で記述されていきます。
【現場感覚とかい離したデータ分析の結果が出た場合は要注意です。革新的な大発見である可能性もありますが、間違ったデータ分析であったということがよくあります】と書いてありますが、じゃあなんでデータ分析なんかやるんだろうという疑問があります。現場感覚を客観的に明らかにするため?
感想:にんじんは最後まで読めませんでした。ものすごくごちゃごちゃしています。根気がないだけかもしれません。そこで次の本に手を出します。
90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門

Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門
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データ分析ツール第七章。
ひとつめ、相関係数=2つの事柄の間に関連性があるか?
「チラシを配ったら、客は増える」「CMを流したら、商品は認知される」「駅のそばに店舗があると、来店客数が増える」「残業時間が減れば、効率は良くなる」こんな検証したいことは色々あります。
やり方は簡単。散布図を作って、右肩上がりか、右肩下がりか、どっちでもないかを見て調べるのです。商品が100円だったとき、50個売れたのなら座標(100、50)に点を打つ! どんどん積み重ねて、どんな感じになっているか見ましょう。
もちろん「見た感じは最高です」と言っても説得力に欠けます。そこで相関係数を計算して関係ある度をチェックです。相関係数がプラスなら右肩上がり、マイナスなら右肩下がりです。………
感想:
こんな風に分析の道具を紹介していく形式になってます。
データ分析というのは「2つの変数の関係」を調べるものだと他の本に書いてありました。データ分析はきちんとやりたいと思う分野なのですが、この本では「きちんと」というのはできないでしょう。