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(日記)おもしろい

2024.05.25記

 面白いかどうかは視点依存的だということから、面白さは人それぞれだという話にはならない。実際、ある程度視点を固定すれば評価は定まるだろうし、固定すらできないほど複雑ならば自分がどう思ったかすら評価が一切できなくなる。また、つまらないものをつまらないと大声で言う行為はたしかにつまらないものかもしれないが、作品の良し悪しとは関係ない。発言したことはつまらないが、発言されたことの真偽はまだわからない。まったく同様に、つまらない人の意見が参考になる確率は低いと判断して費用対効果の面で拒絶するのはまったく問題ない。コンビニのレジで年齢確認のボタンを押すのが面倒だと騒いでいる面倒な人の意見をスルーするのと同じだ。ただもちろん本当につまらない可能性は残るし、年齢確認にしても改善する余地がないという話にはならない―――こうした問題はSNSでも頻繁に学級会がひらかれているが、こうした線引きをすれば特に大した話でもない。すなわち、この話自体がつまらない。だが、ある人々にとっては啓発的でもあり得、その意味では面白いかもしれない。ただ、「努力すれば夢は必ずかなう!」は啓発的だが特に重要ではないのと同じように、別に啓発的だからといって大したことだとは限らない。そしてこういう重要性の強度は、ある社会文化的背景において共有されているものと思う。