にんじんブログ

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2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

にんじんと読む「おしゃべりな腸(ジュリアエンダース)」🥕 ③

生き物は生き物を食べます。生き物の基本構成は「糖分子」「アミノ酸」「脂質」。消化の営みは、生き物をこれらの基本物質に分けてしまって取り込むことです。 糖分子は互いに結びついて複雑になることがあります。炭水化物です。あんまり複雑だからか、甘く…

にんじんと読む「おしゃべりな腸(ジュリアエンダース)」🥕 ②

次は「小腸」です。長さは7メートルほど。トランポリンなんかやってると小腸も揺れる、揺れ揺れな器官です。光沢があって、ピンク色で、かなりきれいです。小腸はぐねぐねと曲がりくねっているだけに見えますが、真の実力はズームインしたときに見つかります…

にんじんと読む「『健康』から生活をまもる(大脇幸志郎)」🥕

序 痛風、尿酸、プリン体 タバコ、酒、次の標的 ゲーム障害、アスペルガー症候群、うつ病 序 新型コロナウイルスをみてもわかるように、『ウイルスそのものよりもはるかに強く、ウイルスが連れてきた社会の混乱にこそ苦しめられている』(「健康」から生活を…

にんじんと読む「おしゃべりな腸(ジュリアエンダース)」🥕 ①

第一章 あなたの知らない腸の魅力 人体は三本のチューブでできています。神経・血管・消化管。 口から入って管をまっすぐ進むと、肺と枝分かれ。少し下ではまた枝分かれがあって肝臓へ。食道に胃を通り、遂に「腸」へ達します。神経が通ずる「脳」には注目が…

にんじんと読む「サピエンス異変(ヴァイバー・クリガン=リード)」🥕 紀元前3万年~西暦1700年

紀元前3万年~西暦1700年 定住の文化がいつ頃から始まったのかは定かではない。狩猟採集社会から農耕社会への転換を「農業革命」と呼んだのはアルビン・トフラーであるが( 第三の波 (中公文庫 M 178-3))、この革命は一時に起きたものではなく、各地で次第…

にんじんと読む「神社のことがよくわかる本(外山晴彦)」🥕

第一章 神社の発祥とその経緯 第二章 祀られる神々の系譜 第三章 神社の見方 「要約」ではなく、「にんじんと読む」ですのでご注意ください。 第一章 神社の発祥とその経緯 自然崇拝・祖霊信仰。古代からのこうした信仰が神社の基本です。たとえば「山」「森…

にんじんと(ちょっと)読む「おいしさの科学(佐藤成美)」🥕

思いがけず短くなったので「(ちょっと)」とつけた。 甘味・塩味・うま味の三つが好まれ、酸味や苦味は好まれずらい。なにがおいしいかというのはこれを基本(生物的条件)にして、経験的に定まっていくことで、生涯通じて変わっていくものだろうと想像され…

にんじんと読む「法華経とは何か(植木雅俊)」🥕 ②

釈尊は絶対者や、生きた神ではなく、一人の人間だった。 だが釈尊の神格化そして教団の権威主義化は百年後には確実なものになった。これまでは釈尊のことを気軽に「ゴータマ」や「君」と呼んでいたのだが、そのように呼んでは長期間にわかって不利益なことと…

にんじんと読む「宇宙が始まる前には何があったのか?(ローレンス・クラウス)」🥕 第一章

第一章 いかに始まったのか? この本、「はじめに」が面白いので是非読んでください。 宇宙が始まる前には何があったのか? (文春文庫) 第一章 いかに始まったのか? 1916年、アインシュタイン『一般相対性理論』=重力・空間と時間についての新理論の完成 ➡ …

にんじんと読む「食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか(ジャック・アタリ)」🥕

はじめに 人は胎児のころからなにかを食べているし、生まれてからもなにかを食べる。そうして食べることはたいてい話をすることと結びついていた。「食」というものには生命を維持する以上の役割があり、他者・自然・動物との関係を定めるのはまさにこの「食…

にんじんと読む「バカの研究(ジャン=フランソワ・マルミオン)」🥕 バカと知性

知性が高いバカ 知性とバカの関係はどのようなものだろうか。バカは知性の欠如なのか。しかし、どれだけお勉強してもバカなことをするやつはいる。 知能検査にはいろいろあるが、まず第一に「アルゴリズム的知性」をはかるもの。これは物事の意味を理解した…

にんじんと読む「バカの研究(ジャン=フランソワ・マルミオン)」🥕 はじめに+特徴

はじめに バカについての科学研究(バカの特徴) はじめに 「疑いは人を狂わせ、確信は人をバカにする」。 バカはわたしたちより物知りだ。わたしたちがどう考え、どう感じ、何をすべきか、誰に投票すべきかさえ知っているらしい。わたしたちがどういう人間…