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にんじんと読む「休養学基礎」🥕

  •  休養というものを「生理的休養」「心理的休養」「社会的休養」に分け、全部で七種類の休養方法を提唱する(杉田・片野の休養モデル)。第一に「休息型」「運動型」「栄養型」、第二に「親交型」「娯楽型」「造形・想像型」、第三に「転換型」である。
  •  日本疲労学界において、疲労は次のように定義される。簡略に言えば、疲労とは活動能力の低下であり、疲労感とはその自覚である。研究の上では、作業能率や作業効率が統計的に有意に低下した状態とされる。

疲労とは過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である。

  •  ヒトの身体には周期的な変化・生体リズムが見られ、特に24時間周期のリズムを「サーカディアンリズム」という。これはヒトのさまざまな生理機能の調節に関わっており、身体・精神活動を含むヒトの日常生活の基礎を支える生理現象である。このリズムは、良い休養のあり方や取得法を考えるための理論的基盤ともなる。
  •  体力とは、人間活動の基礎となる身体的能力である(運動生理学)。これを狭義の体力とすれば、防衛体力=ストレスに耐えて生を維持していく体の防衛力と、行動体力=積極的に仕事をしていく体の行動力を含み、それらを形態と機能に区分し、それらすべてを含めて広義の体力と呼ぶ。体力には精神的要素も含まれることが考えられる。

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  •  栄養についてのまとめ
  1.  3食を規則正しく食べる
  2.  毎食必ず、てのひら一杯分のたんぱく質(100g)。大豆系だけでなく、卵・肉・魚を組み合わせる。肉より魚のほうがいい。
  3.  毎食野菜を120gとる
  4.  白米・白い麺・白いパンを雑穀・抵糖質麺・全粒粉パンに変える。
  5.  オイルはエキストラバージンオリーブオイル(加熱用)、亜麻仁油、えごま油(コールド使用)を使い、マーガリンやショートニング入りは避ける
  6.  塩分は控える
  7.  甘いもの、高脂肪食は避ける
  8.  揚げ物、グリルでの高温調理は頻度を減らす
  9.  間食はナッツ系、野菜・タンパク質が多く含まれるもの
  10.  果物は果糖が多く、糖化を進めるので控えめに。